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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

ブーランジェリー レイヨンヴェール 

2010年10月22日 外部ブログ記事
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<div>どんよりとした曇り空の中、今日もお出かけ。今日も・・・と言ったのは、最近いろいろな事情でお出かけが多い。予報では午後から晴れるはずなのに、いっこうに天気は回復しない。実は、明日、四阿山(あずまやさん)へ登ることにしている。<br></div>
<div>お昼の弁当のサンドイッチや飲み物を買いに、わざわざ軽井沢へと出かける。<br>
時間制限なし、気楽な生活をしていると、このわざわざと言うのがたまらなくいいのだ。これは贅沢の極みである。</div>
<div> </div>
<div>峰の茶屋当たりから霧が出てきた。対向車がライトを点灯している。妻は明日の天気を心配し始めてた。そんなにいつも予報が外れるはずはないと、確信している私をどうも信用していないようだ。</div>
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<div>山へ行くのに弁当作りは嫌だという妻は、さゆみの会へ行くときもよくサンドイッチを持っていく。この際、お昼はサンドイッチということで妥協せざるを得ない。サンドイッチや飲み物を買い、今日のタイトルにあるブーランジェリー レイヨンヴェールへと向かった。</div>
<div> </div>
<div>Boulangerieブーランジェリーとは、フランス語で「パン屋」のこと。<br>
今日はレイヨンヴェールというパン屋さんの話しだ。<br></div>
<div>今年の4月にオープンしたというレイヨンヴェールは、国道146号沿いにあるハルニレテラスを通り過ぎ、すぐ左折して「せきれい橋」を渡り三井の森入口を通りすぎるとしばらくして左手にある小さなパン屋さん。</div>
<div> </div>
<div>この道は度々利用しているので、パン屋さんらしき店だなあといつも気になっていた私たちは、昨日この店でパンとお菓子を買った。妻はいつもクリームパンがおいしいパン屋さんは本物、と言うのが口癖だが卵とミルクでできたカスタードのクリームパンの味は絶品だった。</div>
<div> </div>
<div>フランスではブーランジェリーにパンと一緒に並ぶ菓子は欠かせない存在。<br>
特に焼き菓子は、パンと同じように小麦粉を駆使する食べ物だから魅力的なアイテムが揃っている。そもそも、フランスではパンと菓子の境界線は日本ほど明確ではなく、一つの店でパンと菓子を同時に買い求めることはごくごく自然な行為になっている。</div>
<div> </div>
<div>店においてあるカードにレイヨンヴェールの説明が記されている。<br>
Le Rayon Vertレイヨンヴェールとは「緑の光線」と呼ばれるフランスノルマンディ地方の海岸で見られる不思議な現象。作家ジュールヴェルヌの小説の名前でも知られている。(私は知らなかった)</div>
<div> </div>
<div>そして、レイヨンヴェールの説明の後にある次の言葉がとてもいい。<br>
軽井沢の緑の中にそっと溶け込むような自然で美味しいパンを焼いています。信州の食材と軽井沢の澄んだ水、石窯を使って作るパンは体にやさしいものです。</div>
<div> </div>
<div>店には二人の男性しかいない。店の後ろには大きな住宅があり、店の作りと同じなので一目でオーナーの家と分かる。パン工房と店舗が一部屋という小さな店のレジを勤めるのは、おそらくシェフの父親に違いない。ニコニコした老人が丁寧に一つずつの品の価格を言いながら電卓を打ち合計金額を提示する。<br></div>
<div>愛想がないと言えばそれまでだが、何処か素人っぽくて二人の雰囲気が何とも言えない家庭的な温かさを醸し出している。</div>
<div> </div>
<div>品数は少ないが、パンも菓子も味は太鼓判である。しかも価格がとてもリーズナブルでおそらく軽井沢では他にはお目にかかれないだろう。今日は、食パンも買ってみたがとても美味しかった。店の隅のテーブルにご予約品という札があり、いくつかの食パンがおかれていたので、リピート客も増えているに違いない。今日は、お目当てのクリームパンはすでに売り切れだった。妻は今度は電話をしますからとっておいて下さいと話していた。</div>
<div> </div>
<div>「もう少し店らしくしなくては・・・・」とぼそぼそとはにかむように話すオーナーシェフは、パン作りに相当のこだわりを持ち、いかにもパン作りが大好きという表情で、何とか繁盛してもらいたいと応援心をくすぐる人柄である。<br></div>
<div>老人のレジ係りも他では見られない光景で心をくすぐられるのは、こちらも近いうちに訪れる年齢だと思うからかもしれないが、このように年齢を重ねた人が店で働いている姿はとても微笑ましいと誰もが思うことだろう。</div>
<div> </div>
<div>帰路、ハルニレテラスの軽井沢マルシェにたちより、星の温泉トンボの湯までの遊歩道を楽しんだ。明日登る四阿山のためのウオーミングアップという妻はどうやら張り切っている様子。</div>
<div> </div>
<div>帰宅後、鳥の街のFさんからシモフリシメジをいただいた。Fさんの森に毎年出るというシモフリシメジは晩秋霜の降りる頃に生えるのでこの名前がついているが、幼菌の傘は光沢があるので「銀茸」と呼ばれることもある。<br>
自分たちも食べているので大丈夫、といつも穏やかな微笑みが美しいF夫人。<br>
妻は、明日のキノコオムレツの一品にすると言っている。</div>
<div> </div>
<div>明日は、パルコールスキー場のゴンドラで15分。それから頂上を目指し2時間の登山。ここに来て初めての山登りにワクワクしている。</div>
<div> </div></div></div></div></div></div></div></div>

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