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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

右のポケットがからっぽになった 

2010年10月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

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<div>追悼文の名手と言われた開高健の詩人・金子光晴への追悼「右のポケットがからっぽになった」。青年時代から金子の詩を愛誦してきた開高健にとって、その詩はまるで利き手のポケットの中身のようになじんでいた。だからその詩人を失ってしまうと「右のポケットがからっぽになった」・・・・と。</div>
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<div>久しぶりと言っても前回がいつだったか記憶にないが、自分の部屋の掃除をすることにした。わが家の2階には二つ部屋があるが、その一つが私の小さな独占できるスペースとなっている。南と西に面している窓からは森の木々が色づき落葉している姿が見える。入口から見ると右奥にパソコンとプリンターを設置しているが、もう一つ書斎机がある。その机の位置がなかなか定まらないが、めったにその机で何かをすると言うこともあまりないし、面倒なので真剣に考えもしなかった。</div>
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<div>掃除をするというのは、とてもおっくうだがやり始めると止まらない。床に掃除機をかけているときにふと閃いたのが机の位置。パソコンに向かうことが多いのだがそのまま椅子を回転させると机がある、というのはとても便利だと言うことに気が付いた。机を移動し、埃まみれになった机の上をきれいにし、かたづけていると円筒形の容器に入った花のディスプレイが目に入る。<br></div>
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<div>それは2年前の5月、中学時代の同級生有志が餞別の餞に贈ってくれたものだ。</div>
<div>思えばここに来るまで、かれこれ30年近く毎年クラス会のお世話をしてきた。<br>
一年に一度のこの会は、とても楽しみな会だった。そして長い間には、何人かの友は別世界へと旅立っていった。今でも一人ひとりの顔がくっきりと浮かんでくる。65歳で一区切りを付け、過去に別れを告げリセットしたつもりの白いページの中にもやはりくっきりと残っている思い出も多い。<br></div>
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<div>埃を被ったディスプレイの容器をきれいにすると、中の花が美しく輝いて話しかけてきた。</div>
<div>パソコンの右手の壁にはお隣のTさんが描いた秋の風景がある。Tさんは、大好きなキノコ採りを堪能し、昨日ご長男の運転で川崎に帰っていった。一月あまりこの地で静養されていたが、随分と元気になられたようだ。雪解けの頃の山菜採りが楽しみだと話していたが、再発した癌の手術が来月実施されるはずだ。病魔との戦いの中で絶えず明るく振る舞っていたが、内心は複雑であったに違いない。春と共に再びTさんのあのこぼれんばかりの笑顔と元気のいい声に会えることを祈る。</div>
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<div>人の人生は、次から次へといろいろなことが起こる。そしてそれは様々な人たちとのかかわりの中で、良いことも悪いことも起こっては消え、過ぎ去った思い出として残る。人は多くの人々の中で、その中の一人として一つの役割を果たしている。今現在おかれている自分の立場を全力投球することが、すなわち現在の自分をしっかりと生き抜くことがすべてのことにに通じるのだろう。</div>
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<div>私はいまだに「右のポケットがからっぽになった」経験を持たないが、自分が別世界に旅立ったとき「右のポケットがからっぽになった」という人がいるだろうか。曇り空の森の木から、時折一度に大量の落ち葉が降り注ぐ。そして高くそびえるカラマツの葉はだんだんと黄金色に変化している。<br></div>
<div>そして時は止まることなく刻々と過ぎ去っていく。今日もまた平和な一日だった。きれいに掃除された部屋は気持ちいい。幸せを感じる一時に感謝しよう。</div>
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