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【佐世保高1女子殺害】少女の心の闇は何が原因か? 

2014年08月15日 外部ブログ記事
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長崎県佐世保市の高1殺人事件で、捜査関係者の言葉が週刊文春
の春の特大号に掲載されている。

「まるで神戸の少年Aの再来だ。A子は殺人要求が「エスカレートす
る前段階、猫を殺しては解剖してきた。実際、現場マンションの冷蔵
庫からは猫の生首も見つかった。A子はその後も表情を変えること
なく淡々と調べに応じ、『人を殺してみたかった』『体内を見て見たかっ
た』とも供述している」

この事件は、県内有数の進学高校に通う少女A(16)が、中学から
同級生だったクラスメイトの松尾愛和さん(15)を絞殺し、頭部と左手
首を切断していた。その殺害の動機は解明されていない。

犯行に使われたとみられるハンマーやのこぎりを事前に購入してお
り、計画的に女子生徒を殺害にしたとみられている。またA子は、
警察に「人を殺してみたかった。遺体をバラバラにしてみたかった」
と、理由を述べている。

この事件の報道は、加害少女A(16)の父親が注目されている。
今回の週刊文春・夏の特大号のタイトルも『加害少女父はA子を
祖母の養子にしていた!」

A子は今年三月頃、特別養護老人施設にいる父親の母親、つまり
祖母の養子になったという。戸籍の上ではA子と父親は義理の兄妹
になっている。
父親の代理人が説明する。


「財産分与と節税の観点からの措置。父親が娘を切り捨てたわけ
ではない。A子は祖母と父親から二重に財産を相続でき、A子の
メリットは大きい。当然、当時すでに十五歳に達していたA子本人
の承諾も得ている。ドライに思われるかもしれないが、決して珍し
いケースではなく、弁護士である父親の合理的な考え方に基づい
たものだと思う。

戸籍上のA子の親は高齢の祖母ということになるが、実父が父親で
ある事実は生涯変わりなく、実際に、父親がその後も事実上の父親
としてA子に接している」

この戸籍改変の事実に衝撃を受けていた、東北地方に暮らす継母
の身内が打ち明ける。

「A子の父親と電話で話したら『戸籍の件は事実だが、A子も納得の
上で、事件とは関係がない』と言っていた。だが、私は彼と縁を切
ることにした。本人が納得しているとはいえ、たかが税金対策に、
多感な時期にある娘を戸籍から外すなんて理解できない。」

この他にも、いろいろ父親の行動が報道で取り上げられている。
A子の父親が少女にとっての母親と死に別れてから1年とたたない
うちに再婚したこと、16歳の娘が精神的に不安定なのに一人暮ら
しを始めさせてしまったことなどに疑問を持たれている。

しかし、どんなにA子の父親の態度を責めても、安易に父親に責任
を押し付けても、あまり根本的な解決にはつながらないような気が
する。
父親の育て方、対応の仕方がこの事件を引き起こす原因の一部で
はあったであろうが、加害少女が発言する殺害の理由の言葉とは
それでは一致していない。

A子の弁護人は7月31日、「女子生徒が父親の再婚に反対だったと
する報道は事実と異なる」などとする見解を、文書で発表している。
その後取材に応じ、被害者について女子生徒が「仲の良い友だち
だった。本当に良い子だった」と述べたことを明らかにした。

文書で弁護人は、接見で直接聞いた内容として、(1)父の再婚には
賛成だった(2)父を尊敬している(3)母が亡くなって寂しく、新しい
母親が来てうれしかった(4)すぐに慣れ、仲良くしていた−と指摘し
た。被害者との間にはトラブルや恨みはなかったとした。
接見で報道内容を聞いたA子が驚き、訂正を求めたとしている。

逮捕されたA子は、食事と睡眠をきちんと捕り、取り乱すこともなく
淡々と調べに応じているとの事。反省や後悔の弁があったとは、伝
わっていない。
長崎地検佐世保支部は8月11日、A子(16)を精神鑑定するため、
医療施設に身柄を移送した。今後、鑑定医が事件当時の少女の
精神状態や刑事責任能力などを調べる。

参照:「報道は事実と異なる」と弁護人 「父親を尊敬している」とも 女子生徒「被害者は友だち」

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