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性格診断で未来が決まる「ダイバージェント」 

2014年07月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し






「ダイバージェント」(原題:Divergent)   監督: ニール・バーガー
2014年    キャスト:シャイリーン・ウッドリー、テオ・ジェームズ

映画を観る理由というのはいろいろあるもので、今回のぼくの理由は
個人的な事ながら、『家にあまり帰りたくない気分』だった為の事。
前日に、夫婦喧嘩をした。その為に、仕事帰りで疲れてはいたのだけ
れど、家に帰る時間を伸ばす為に、映画はなんでも良かった。

ダイバージェントの「たった一度の性格診断で未来は決まる」という
映画ポスターに書かれていた文を読んで、即決して映画館に入った。
特に映画の内容に期待もしていなかった。

世界的ベストセラーを実写映画化したSFアクション「ダイバージェン
ト」は、最終戦争から100年後の未来のお話。
人類はたった一度の性格診断により5つの共同体(勇敢、無欲、高潔、
平和、博学)に振り分けられて、一生を送るようになっていた。しか
しどの共同体にも適さない異端者(ダイバージェント)と呼ばれる者
が存在した。ウッドリーが演じたトリスは未知の能力を持ち、人類か
ら恐れられる危険分子と分類された異端者だった。

まずは、人類が5つにパターン分けして、その社会で生活をしていくと
いう発想がいい。自分は5つの共同体のどれに属するのかと、思いを
めぐらして見るのも面白い。主人公のトリスは5つの共同体に属さない
異端者(ダイバージェント)であることを隠し、あえて勇敢の世界を選択
する。

その勇敢のトレーニングは、格闘技の経験がないのに、いきなりその
経験者と戦うことを強要されたりする。戦いでギブアップすると、共同体
「勇敢」は、決してあきらめないということを体感させるために、手を放し
たら死んでしまう高い場所から両手だけで吊り下げられたりと、まあ
厳しい世界。

しかし、実際に体を使うだけではなく、自分の中の恐怖心と克復する
というイメージトレーニングをする。イスに座らせて、脳内に信号を
機械から送り、本人の頭の中で恐怖の場面を作りだし、自分の力でそ
の場面から脱出するという方法が面白かった。また、そのイメージが、
他人とも共有できるのがユニーク。

ということで、ぼくには面白い映画だった。
青春映画としても観れるし、勇敢に属する人間を戦闘員として上層部
がコントロールする様子は、ナチスのような軍国主義、独裁国家への
批判にも思える。

バーガー監督は、「幻影師アイゼンハイム」や「リミットレス」など小説
を実写化した作品が多い。今回の映画化に関してはこのように語る。

「こういうスケールの大きな物語を一度手がけてみたかった。アクショ
ンもあり、キャラクターも豊かで感情的にも深みがある」と話す一方で、
「未来を舞台にしていることとは関係なく、この原作はリアルな人間的
感情を描いたものだと感じていた。だから、映画自体、現実味がある
映像で描きたいと思った」と思惑を語る。

ダイバージェントは、続編が決まっている。主演のウッドリーは続投。
1作目のニール・バーガー監督からロベルト・シュベンケ監督(「きみ
がぼくを見つけた日」「RED レッド」)にバトンタッチし、15年3月
20日全米公開に向け、現在米アトランタで撮影が行われている。

参照:SFアクション「ダイバージェント」監督、映像化へのこだわりを明かす

PR:ダイバージェント 異端者 (上) (角川文庫)


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