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流老記

日の丸小僧 

2014年03月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

朝から雨で、風が冷たい。

きょうは
病院でいつもの検査。

二つの科にまたがっての診療だが
いつもの如く
血液検査の数字で判断される。

待ち時間が3時間で
診療時間は合わせて10分に満たない。

検査数値が良くないと言われ
一過性のものでしょう、などと
患者のくせに渡りあう。

いつもの処方箋で
もう少し様子を見てみましょう、と言い
帰り支度を始めたら
医者は私だ、と注意される。

これだけ待たされるんだから
待たせるあなたは当然医者です、なんてね
可愛げのない患者ではある。

昔、会社のそばに指定の嘱託開業医がいて、
風邪をひいたときなどに行くと
熱を計ったり、舌を見たり、ノドを見たり、
ひと通り済ませると、
眉間にシワを寄せながら
う〜む、風邪ですね、と言うから
やっぱり、と答えるしかない。

それからニッコリ笑って
薬にする?注射にする?と聞く。

薬にする、と答えると
福袋みたいに
信じられないほどの薬が渡されたっけ。

祖父に似た風貌の老医者が
何となく好きだった。

祖父を好きだった子供の頃
腹が痛いと必ず苦い正露丸を飲まされ
それでも治らないと
赤チンキを腹に塗られた。

日の丸みたいな腹をして
祖父に手を引かれながら
白い道を病院まで歩いたことが
記憶の片隅にあるが
あれは幻だったのだろうか。



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医は算術の世の中。

根無草さん

確かに
昔の医者には人間味があったような。

医療がビジネスとなった今では
医者も病院の歯車に過ぎないのかな。

先生、と呼ばれる
議員や教師や弁護士たちも
ビジネスマンに成果てたのでしょう。

2014/03/21 19:29:30

医者もいろいろ・・・

ハナコおばさんさん

あったかいお話ですね。
医者もいろいろいるからねぇ。

あったかいといえば、以前新聞の投書欄に出ていたんですが・・・・

あるおばあちゃんが診察を受けました。検査結果を見ながら、
「どこもなんともないですねぇ」と、医師。
「でも、どっか悪いはずだから診てくださいよ」と、おばあちゃん。

「う〜ん」と手を握って「大丈夫ですよ、ハイ!」と、医師。
おばあちゃん、診察室を出て行こうとして、また再び、戻ってきて一言。
「先生、せっかく来たんだからなんか言ってくださいよ」

すると、先生はスックと立ち上がり「心配ないですよ〜」と、おばあちゃんをハグしました。

おばあちゃんは、にこにこしながら安心して帰りました。

こんな先生がいたらいいですね。

長々と書いてしまいました。<m(__)m>

2014/03/21 16:54:07

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