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マタタビ大豊作の予感 

2013年06月18日 外部ブログ記事
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この時期の雨は、農家にとっては死活問題である。雨不足はこのあたりの高原野菜に大きな打撃を与えるに違いない。嬬恋村の細原というところに五文路と呼ばれる五差路があるが、役場やコメリへ行くときに近道としてよく利用する。プリンスランド花の街大前ゲートを右折すると五文路に出る。そこから道は4つに分かれているが、一番左を行くと大笹に出る。二番目は大前に出るのだが、私はこの大前に出る道をよく利用する。しかし、今日は久しぶりに大笹へでる道を下った。広大なキャベツ畑では素人目に見る限り、キャベツの成長に問題はなさそうだ。
 
この時期はどちらを見ても緑色で気持ちがいい。そして、時折キラリと白く光る葉が目立つときでもある。それはマタタビの葉が、昆虫を呼び寄せる為のものなのだ。花をつける蔓の先端部の葉だけが白化して送粉昆虫を誘引するサインとなっていると考えられているが、実はこのサインをありがたく思っているのは昆虫だけではない。何を隠そう私はこの白い葉に吸い付けられて行くのだ。車を止めて近寄り花芽を確かめる。マタタビ(木天蓼「もくてんりょう」ともよむ)は落葉蔓性植物で、別名夏梅ともいう。「疲れた旅人がマタタビの実を食べたところ、再び旅を続けることが出来るようになった」ことから「復(また)旅」と名付けられたという説はどうやら有望な説ではないようだが、マタタビの実が人の身体に良い影響を与える事実があれば、まったくその説をとやかく勘ぐることもないだろう。
 
このマタタビの実は、毎年マタタビ酒にして楽しんでいるが、この実を採集するのは容易ではない。なぜなら蔓なので高い場所に実をつけることが多いのだ。いつも高枝鋏を使って悪戦苦闘している。ところが今年はなんと手の届く低い場所に多く花芽が出ているのを何カ所も発見した。
まるで少年時代に経験したドキドキ感を久しぶりに味わった。近くで採れる五味子は酒にするとみごとな赤い色で味も香りも素晴らしい。しかし、何といってもこのマタタビにはかなわない、と私は思っている。五味子よりもその採集が困難であるというところが、誰にでもできないという優越感にひたれるので、その味がいっそう際だつのも無理はないのだが、淡い黄色のマタタビ酒は、「ネコニマタタビ」ではなく、人をも恍惚にする魔物が潜んでいるに違いない。
 
休日の曇り空の下で、マタタビ大豊作の予感に胸を膨らませて帰宅した。そして、ついニタニタとしていて、うっかり、「キモチワル!」と敬遠されるしまつとなった。
今年、マタタビは2升できるかもしれない。・・・しかし、花芽がすべて実になるとは限らないのである。オーイ、マタタビ!・・・ガンバレよ〜!
 
 
 

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