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たかが一人、されど一人

老人の街 我が町内 

2013年06月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

我が居住エリアの40数年前、新婚当時の頃は、家から1歩出て隣の家の角を曲がれば、千川銀座と銘打たれた商店街だった。向かいが蕎麦屋で隣は豆腐屋さんで、朝早くから賑やかなことではあったが、「年子で子供が出来ても、買い物が近所ですべて間に合ったので子育てが凄く楽だった。」今でも婆さんがよく述懐している。恐らく似たようなプチ商店街は東京のいたるところに存在していたのだろう。それが今や商店が1軒も無くなり、小さな住宅が連なる中にこれまた小さな駐車場がポツンポツンと存在するだけの街に変わった。昨年、隣の豆腐屋さんの向かいにあった酒屋さんの後に整骨院が開業したのが目新しい。年中聞こえていた子供の遊び声は聞こえなくなり、腰が曲がりよぼよぼ歩く年寄りばかりだから整骨院は繁盛しているのかもしれない。我が家の真向いで蕎麦屋を営んでいた同じ年のご主人は、廃業して悠々自適なのだろう、自宅は数軒離れた場所にあり、町会の役員としてご活躍頂いている。交通安全週間には朝から黄色い旗を手に交通整理をしたり、週に一度は早朝に火ばさみとゴミ袋をもって道路のゴミ拾いをしてくれている。町内は結構な広さだ、頭が下がる。そんな最中によく顔を合わせるが、いつも機嫌よく声をかけてくれるばかりで、「あんたも手伝え」みたいなことを仰らないので恐縮するばかりだ。我が町内は広い。朝8時前にいつも家を出るのだが、顔を合わせる人は決まっている。何れも年寄りばかり。家の前を掃除したり花に水をやったり、ゴミだしをしていたり、何処にお住まいか知らぬが我が町内を犬の散歩道と決めている人もいる。いつも顔が合う子供はほんの数人で5人といない。実に寂しい限りだ。しかし先行きを考えるに、もう数年この寂しい状態を辛抱すれば、再び世代交代で現在家を出て借家住まいしている若年層が帰ってきて、商店街は兎も角としても若い人の賑やかさは戻ってくるかもしれぬ。何かにつけ年寄りは悲観的に考えがちだ。一寸話が飛ぶが、同じ高齢者絡みのこと。昨日総理は官邸に三浦雄一郎氏を招き、今年5月の史上最高齢80歳での世界最高峰・エベレスト登頂をたたえる「三浦雄一郎記念日本冒険家大賞」創設を提案した。との報道がある。三浦氏のエベレスト3回目の登頂については、山好きの立場からは何ともコメントしにくい。行為そのものが余りにも凡人離れしているのと、目的が平凡な山好き小父さんのそれとはかなり異質なものを感じるからである。但し冒険家となると少し違うのじゃないかと異論を唱えたい。本人は光栄に思ったそうだが、他に沢山居るであろう大勢の冒険家から「そんな賞は要らねえ」との声が聞こえてくるような気もする。自戒を込めて言ううのだが、老人は思慮深く冒険をしないのが一番偉いと思う。

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