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入院物語−4 

2013年04月02日 外部ブログ記事
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目が覚めると6時だった。相変わらず腰が痛いが、もう少しで起き上がれると思うと気分が楽になる。そしてついにその時がやってきた。待望の朝食の時間がやって来ると、看護師がベッドを起こしてくれた。自分で起き上がるのではなくハンドルを回してベッドを起こす。これはラクチンである。朝食はお粥と聞いていたが、たっぷりのお粥の他に焼き魚と大根すり・パセリ、野菜の煮物、ブロッコリー&マヨネーズ、そしてみそ汁と予想を覆す豪華さだった。点滴で空腹は補えるはずはなく、きれいに完食したのはいうまでもない。午前8時、先生の回診である。S先生は管の色を見ながら「いいですね、順調なので明日の朝、管を取りましょう、このぶんなら金曜日に退院ですね」と話す。私は、退院は土曜日と聞いていたがというと、管を抜いたらもう何もすることはないという。そして、とにかく出来るだけ頑張って水を飲むこと、1リットルできれば1.5リットル飲んでくださいと言い残し、先生は笑顔で立ち去った。指定された冷蔵庫にペットボトル3本の水を妻が入れてくれているので看護師に持ってきてもらう。今日の仕事はせっせと水を飲むこととなった。ランチは、炊き込みご飯、おでん、キュウリとワカメ、カマボコの酢の物、牛乳、みかん。ランチも完食。
 
午後、最後の点滴が終わり、二人の看護師が身体を拭いてくれる。あったかいポカポカのタオルは気持ちいい。せっせと水を飲みながらテレビで高校野球を見る。結果的にこの日は合計2リットルの水を飲んだ。そして、思いがけぬことに仕事場の同僚S君が見舞いに来てくれた。入院初体験なので見舞いを受けるのも初めてのことだ。照れながら何を話したのかよく記憶していないが、優しい童顔が穏やかな笑顔をたたえ、にこやかに励ましてくれ、それはとても嬉しかった。
 
血圧計もはずれて、点滴も完了、明日管がとれれば全てが終わる。夕方の回診でS先生は、明朝管を取ることを最終決定された。管をはずしても尿が出ないこともあるのかと先生に念を押すと、稀にあるという。一抹の不安がよぎるが、考えてもしかたない。夕食は、イカ・エビ・ピーマン・薩摩芋の天ぷら、野菜の煮物、みそ汁で、量に不満があるが美味しく完食した。
昼間に少し睡眠をとったので夜は遅くまでテレビを見て過ごす。相変わらずイビキの攻撃があったが、もう別に気にならず、12時過ぎに眠りについた。
 
真の知の探求とは、まずは自分が無知であると自覚することこそが始まりである
ソクラテス
 
 

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