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むぅびぃ・とりっぷ

とても楽しませてくれた『ジャンゴ 繋がれざる者』 

2013年04月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

まずは、冒頭、ジャンゴの呼びかけが多く入っているノスタルジックな音楽から
して、すばらしい。

また、馬車の屋根につけている大きな奥歯の模型がユラユラ揺れている様が、
ユーモラスでいい。その馬車に乗って登場する賞金稼ぎのキャラクターにも惹き
つけられた。

ディカプリオの葉巻を手放さない、悪役もはまっていた。

黒人なのに、まるで同じ黒人に優しくしようとする意志がないかのような、心ま
でもが真っ黒のサミュエル・L・ジャクソン演じる憎々しい男のキャラが良かった。
なにか良いところばかり浮かんでくる映画で、まあ本当に楽しませてもらえた。

犬に人が食われたり、黒人同志の格闘では、相手の骨を折ったり、実に痛そうな
ムチ打ちシーンが出たりと、ちょっとグロ描写はきついが、ギリギリOKの
感じだ。そもそも、この映画はそんな残虐シーンのみで興味を引っ張る映画では
ない。全体的にバランスを保ちながら、徹底して娯楽作品に徹している。

クエンティン・タランティーノは、2009年の「イングロリアス・バスターズ」と
いい、実に見ごたえのある面白い映画を作る監督だ。
次の作品がもう待ちどうしい。

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