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女教師「マドモアゼル」の孤独と屈折した不満 

2013年04月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


森の中で美しい女性が、地面に這いつくばって、男の作業靴に口づけしている。男は
木こりで、女性は教師、演じるはジャンヌ・モローだ。
まだセックスすらよくわかってない中学生の筆者が、この映画『マドモアゼル』
(六六年)をテレビ映画で観た時の衝撃を想像して欲しい。

という、実にイメージが広がっていくすばらしい出だしで、映画『マドモアゼル』に
関しての文章を書いているのは、町山智浩氏。これは、町山氏の「トラウマ映画館」
という本の中の一文。


この本の影響力はすごいものがあって、『マドモアゼル』も『ある戦慄』も、この本で
取り上げられたのをきっかけに、日本でDVD化されている。
ところで、『マドモアゼル』という映画。

町山氏のこの映画に書かれている文章があまりに面白いので、つい、ぼくは期待し
すぎてしまったようだ。

まあ、あきれるくらい、この映画の女教師は屈折している。
火はつけるは、飲み水に砒素を入れて家畜動物を殺すは、男にひざまづいていな
がら、うわべは貞淑を装うわで、まさに現在、有名になっている女性犯罪者を幾人も
ミックスしたような複雑な性格。


でも、それだけ犯罪を犯していたら、もう少し誰かが目撃していてもよさそうだ。
犯罪のプロという女性でもないのだから。
もう一つ、この女性に感情移入するには、ジャンヌ・モローが少しふけすぎている。
演じたときは38歳とのこと。
もっと配役を変えて、映画化してもいいように思った。

それにしても、雨が降り、肌に水滴がついているままに抱き合うそのモノクロの映像
の綺麗だったこと。
不満も多いのだけど、もう一度、見たいと思わせる不思議な映画だ。

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