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三つの袋　

2013年03月24日
テーマ：テーマ無し

予報通り
朝から花曇り、で寒い。

近所が騒がしいので目が覚めた。

とぎれとぎれに聞こえてくる会話から
どうやら家族で結婚式へ行く模様。

ウェディングドレスに身を飾り
招待客に祝福されて
一世一代の女の晴れ舞台か。

洗礼を受けたわけでも信徒でもないのに
いかにもバイトっぽい外人神父による
胡散臭い誓いの儀式。

健やかなるときも、病めるときも、
富めるときも、貧しいときも…
ホントかよ。

まあ、時代は変わって自由恋愛なのだから
何をしようといいんだけど…
神の前で誓ったのに離婚が多いのは
どういうわけかな。

知り合いのデザイナーはバツ４で
ご祝儀泥棒のあだ名がある。

金が無くなると離婚して
新たな結婚式を計画し招待状をバラ撒くとのこと。
当然、彼のほうの招待客は
前歴を知らない二・三人の新たな被害者で
出席者はほとんど
新婦側ばかりとなるらしい。

それでも憎めないのは人柄なのか。

来賓挨拶を受けると
三つの袋の話ばかりしていた昔の上司は
今、幸せなんだろうか。

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