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映画「ゼロ・ダーク・サーティ」の何倍も面白い本? 

2013年03月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

今まで生きてきて、いろんな犯罪者のニュースを見たり読んだりしてきた。その
中でもやはり、ウサーマ・ビン・ラーディンという人物は、何かまったく別格の
とんでもない犯罪者のトップに位置する。
ビルに飛行機ごとぶつかって、アメリカに脅威を与えるという、まるで映画の
世界を本当に実行させてしまうのだから、その宗教的なカリスマ的な影響力たる
や恐ろしい。

ビン・ラーディンの映画がどんどん作られていないのが、不思議なくらいだ。
こんなにも描きがいのある人物を、ドラマ仕立てで、事件背景を含めてきちん
と描いたら、それはみごたえのある映画ができるはずである。

そんなわけで、ビン・ラーディンの逮捕に至る映画が作成され、それが意外な事
に一人の女性のCIAの執念により逮捕に至ったと聞いたら、映画への期待も
高まる。「ゼロ・ダーク・サーティ」をさっそく見に行った。

「ゼロ・ダーク・サーティ」は、最初は拷問シーンから始まる。
『こんなシーンばっかりで、映画が終わったらたまらないなぁ』と、不安に
思ったものの、そのシーンが過ぎてからは、期待どうりに、とても興味深く
見れた。シールズの襲撃部隊がビン・ラディンの隠れ屋敷に潜入して処刑する
様子も緊迫感にあふれていた。

ところで、本日買った週刊文春には、この映画に関して気になる事が書かれて
いた。立花隆の読書日記のコーナーに書かれていた事を以下に抜粋。

                      *

CIAがアルカイダのビン・ラディンをいかに殺害したか。ほとんどドキュメ
ンタリータッチで描いたと評判のキャスリン・ビグロー監督の『ゼロ・ダーク・
サーティ』を見た。

それなりに面白いが、ドキュメンタリーにはほど遠い。映画館でプログラムを
買って読めばすぐにわかるが、主人公のCIA分析官マヤにモデル的な人物は
いるが、現実存在ではない。


映画の何倍も面白いのが、ジョビー・ウォリック『三重スパイ』(太田出版
2300円+税)。こちらはピュリツァー賞記者が書いたノンフィクション。
CIAがアルカイダの組織の中に二重スパイを送り込むことに成功したと思っ
たら、逆に彼はアルカイダと結びつきCIAを裏切る。CIAの打ち合わせ
にやってきたと見せかけ、CIAの秘密基地(チャップマン前哨基地)で
自爆テロを起す。CIAは組織はじまって以来の大損害をこうむる(九人死亡、
六人重傷)。


映画でもこの自爆テロが衝撃的に描かれる。全観客が一瞬凍りつく。ここは
すべて実話そのまま。犯人の一挙手一投足が『三重スパイ』の記述と同じ。
しかし、映画ではなぜこの男(ヨルダン人小児科医)が三重スパイになり、
自爆テロまで行ったのかが、全くわからない。顔すらわからない。しかし、
『三重スパイ』では、そこが詳細に描かれる。
             
                      *

立花隆の書いたこれを読むと、『三重スパイ』を読みたくなってくる。
はたして、映画の何倍も面白く感じるであろうか?

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