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映画感想『マーガレット・サッチャー鉄の女』 

2012年03月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

今日今年のアカデミー賞作品『マーガレット・サッチャー鉄の女』を観てきた。女優主演賞の栄誉に輝くメリルストリープの演技は評判通り素晴らしく、若い時と老後の人物は別人が演じていると錯覚してしまった。先ず思ったのは、鉄の意思を以て数々の国難を乗り切った世界でも初の女性宰相で10年もの間宰相で居続けたこと。さぞかし多くの国民の支持を長期間維持して、素晴らしい国づくりをしたのだろうと思いきやである。平面的に言えばそうなるのだろう。実態はよく分からないが、私流に解釈すると次のようになる。労働党内閣が低所得層に甘い顔をするので、国が(あるいは国家財政か?どこかの国に似ているなぁ)おかしくなってしまった。保守党新進気鋭のサッチャーさんは、そんな甘い顔はやめて強い国を作りましょうと訴え人気を獲得。途中でフォークランド紛争があったりしたお陰もあり、人気は更に高まるし、1990年のバブル絶頂期で景気も良くなったのだろう。しかしバブルがはじけても、つっぱたような事ばかり言っているので、身内からも嫌われ始めるは、低所得層からの悲鳴が大きくなって辞任に追い込まれてしまう。バックグランドはどこにもありそうな話だ。しかしぶれていない点がやっぱり素晴らしい。日本の政治家は与野党を問わず、右顧左眄するばかりで己の信ずるところに向かって邁進する姿が見えてこない。所詮政治なんて、万人に満足を与え得ることなんか出来る筈もないのだ。自分の信念を掲げ、支持されればよし、支持されなくなったらやめればいいとの覚悟を示している政治家は、共産党と小沢一郎(?かな)くらいなものだろう。ま、映画のことだからどこまで信じていいか分からないが、小生には覚悟のほどが良く見えた。しかし10年もの間ツッパリ続けると、荷物を下ろした瞬間に荷卸し症候群で脳みそのヒューズが飛んでしまうのだろうか。サッチャーさんは呆け老人になって実在されるらしいが、お気の毒である。もう一つの感想は英国議会にしろ首相官邸にしろ、引退後の住まいもそうだが、みな実に質素に見えた。比較するに我が国の永田町の豪華さ、議員さんがこの映画を観たら、自分たちの有りようが如何にも田舎者の成り上がり丸出しで恥ずかしく思う事だろう。

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