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シシーマニアさん
出演者の顔ぶれが魅力的で、見てみたいなと思っていました。
ストーリーだけ取り出せば、最近いくつかオーケストラが舞台の似た様な人情劇を見た様な気がします。
シロートのオケには、人情劇がぴったりしますよね。
「我々の演奏は、技術じゃなくてハートだ」と思っている人達の集まり、と言いますか。
最近のシニア世代には、演奏会とは聴く場所では無くて、演奏する場所だ、と考えている人も多いと聞きます。
大抵練習日には、終わった後お疲れ飲み会があり、コンサートは知人親戚を招き集めて大ホールが満席となり、終演後は打ち上げで潰れるまで飲み続ける・・。
同じ同好会でも、決してソロでは成立しない、人と人との繋がりですから・・。
その辺の空気を巧く、ベテラン役者さん達が醸し出しているのかなぁ、と思っていました。
続きます
2016/11/28 21:03:48
シシーマニアさん
>その演奏の、首尾よく終った時の感激は、いかばかりか……。
でも、首尾よく終わる、と言うのが曲者で・・。
結局は、どの辺で妥協するかにかかってきますから。
只、演奏はある意味、体を使ったスポーツにも似ているので、やり終えた後の爽快感はありますね。
オケの人達の連帯感を、指を加えて眺めているだけ、という気もしてきました。性格の悪いシニアです。
2016/11/28 21:04:29
パトラッシュさん
シシーマニアさんのご洞察は、
正にその通りでありまして
「技術よりハート」の世界です。
そして、練習の後の、飲み会。
さすがに、現状をよくご存知でいらっしゃいますね。
さて、その演奏は……
これはもう、不協、不響の連続で、素人の私の耳にも耐えがたいものでしたから、音楽の専門家、例えばシシーマニアさんが見たら(聞いたら)卒倒するのでは……と思ったくらいです。
まあ、映画ですから、誇張も必要でしょうけれど。
「自己満足」の四文字を、ふと思い出していました。
分野は違えど、私が、それをやったばかりでしたから。
しかし、音楽も文学も、何もプロフェッショナルのものだけではない。
その効用は、素人だって、享受していいのだ……
そう思った瞬間、スクリーンの中の彼らの演奏に、大いなるシンパシーを感じたりもしました。
2016/11/29 08:45:02
パトラッシュさん
続き
「首尾よく」は、所詮彼らの基準でありまして、
そこはもう、大いなる妥協の産物でありましょうね。
やり終えた後の「爽快感」……
結局、求めるのは、そこだと思います。
私はこれを、音楽映画とは見ずに、たまたま音楽の場を借りた、
人情物語として、捉えました。
それがバレーボールでもいい、人形劇でもいい、集団としての達成感を得られるなら、どんな場であっても、成立すると思ったのです。
オーケストラとしたのは、世間の意表を突き、作者の巧みなところかもしれません。
音楽のプロが、この映画を見て、何とおっしゃるか……
興味深くもあります。
どたばた喜劇の道具に、音楽を使ってほしくない……
と思われる方も、必ずいらっしゃると思います。
畑を替えて、仮にエッセイや短歌を、喜劇のネタに使い、
トイレットペーパーのように乱用されたら、素人雑文書きの私だって、いい気持ちはしないと思うからです。
そういう意味もあり、シシーマニアさんに対しては、
この映画を推奨することに、若干のためらいがあります。
2016/11/29 09:03:59
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