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平成の虚無僧一路の日記

舞台衣装 その1 

2011年12月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「ぶたにも衣装」ではない「舞台衣装」。
40年前、「グループ・インテグラル」の一員として、
毎年、上野の「東京文化会館」で現代音楽の作品
発表会に尺八で参加していた。

その時の衣装は「タキシードに蝶ネクタイ」。
タキシードは 銀色やクリーム、白と演奏する曲の
イメージに合わせ オーダーメイドしていた。
ブラウスもフリルがついていたり、靴はエナメル。

ある時、アメリカ人の作曲家の作品を演奏すること
となった。当日、その作曲家は 私の衣装を見て
ゲラゲラ笑うのだ。

当時は、ベトナム戦争反対、70年安保闘争のさ中。
ヒッピーが横行し、古いスタイルが破壊されつつ
ある時代だった。曲も、メロディもリズムも無い、
不協和音だらけの前衛音楽だ。

今から思うと、あのような派手なタキシードは、
さすが気恥ずかしい。

最近、クラシックのコンサートに行っても、タキシード
に蝶ネクタイ、女性は白ブラウスに黒のロングスカート
といった定番のスタイルは見られなくなってきた。

団員はラフな普段着だったりする。まるでリハーサルか
練習光景だ。それには、私はまだ抵抗がある。
クラシックに対するイメージが壊されると、演奏も
それなりに思えてしまう。

今年の夏、ウィーンフィルだったか、ヨーロッパの
オーケストラの団員が来日し、演奏会の合間をぬって
小学校を訪問して、子供たちにクラシックを聴かせた
というニュースがあった。真夏に冷房のない体育館。
それでも、みな、タキシードの正装。汗だくになり
ながらの演奏。子供たちはみなTシャツだ。

これも企画した人はケシカランと私は思ってしまう。
演奏者に大変失礼な話だ。クラシックを聞くなら、
しかるべき会場で、聴く方もしかるべき正装を
して聴くものだということを教えるのが教育では
ないか。それがヨーロッパ音楽のルールなのだと
いうことを。

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