sora sora的生活

あえてTPP賛成と突っ込んでみる。 

2011年11月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

上杉隆のニュースの深層に双日総合研究所副所長 吉崎達彦さんがゲストで出演してTPPを解説してくれた。 TPP問題反対派の中野剛士さんや三橋貴明さんの話を聞いても、TPP問題だけはどうもスト〜ンと落ちて行かない。TPP反対派の主な意見は日本は失う物があっても得る物がない。輸出は関税を撤廃しても為替の問題が大きく、企業の海外移転も含め、これ以上輸出をのばす事が難しい。日本の農業は壊滅的な打撃を受け、国の基本となる軍事、食料自給、エネルギーの3つの分野のうち、2つをアメリカに押さえられ国として成り立たない。ISD条項の行使で日本の国益は致命的な痛手を受ける。国民皆保険は崩壊し医薬品の価格はどんどん上がるなど、不利益を上げればきりがない。でも、それでもTPPに参加しない事は、日本にとって本当に良い事なんだろうかって考えてしまう。民主党政権が外交を行なうのが心配だ。これは誰がどう考えても正論だと思う。正論に1票!でも吉崎さんの話を聞いて気がついた事は、交渉するのは官僚で、官僚は決してヤワじゃない。これまでも難しい外交交渉をこなして来て、アメリカにさえ一目置かれていると吉崎さんは言う。もっともだ!確かに野田総理は既に官僚の操る、鉄人28号位にしか見えない。そこで僕がTPPに対して思うのは、JAとか大手マスコミとか電通などの既得権益で、超えて太って来た日本の仕組みに風穴を開ける事が、できるのじゃないだろうかと思ってしまう。むしろこのような既得権益を壊して行く事が、いまの若い人の働く場所や日本の閉塞状態を、変える事ができるかもしれないと本気で考えてしまう。僕がいた広告代理店業界も本来なら、1業種1社という国際的なルールがありそのルールの基で、海外の広告代理店は競争している。何故!1業種1社制が良いかと言うと、現状は4媒体という大手マスメディアを事実上、電通がコントロールできる状態にあり、メディアの価格競争で既に他のエージェンシーは勝てない。本来であれば広告会社の売り物は広告に対する費用対効果で、フェアーな媒体価格の上で、それを実現する為の全てのアイデアが、1業種1社制のもとで競われなければならないと思う。その原因を作っているのが、1業種1社というルールを無視した電通の既得権益で、日本ではクリエイティブに特化した、クリエイティブエージェンシーの誕生を阻害しているのも事実だ。こんな事が日本中にある様な気がしてならない。吉崎さんの言う所のTPPをテコにして、日本を改革すると言う事がリアリティを持ってくる。グローバリズムは確かに恐ろしい。しかし今回驚いたのは日本がTPPに参加するという表明で、世界が動き始めた事だ、カナダやメキシコや中国までもTPPに参加してくる可能性がある。いずれにしろ「賽は投げられた」!日本はルビコン川を渡ってしまったのだと思う。

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