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永遠に美しく… 

2024年05月14日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆様、おはようございます!

今日の映画紹介は、
『永遠に美しく…/Death Becomes Her』。
NHK-BSで2024年5月14日(火)14:00〜放送。
大相撲が始まったので、時間が1時間遅く放送されます。

★“いつまでも若く美しくありたい”という女性の願望を、
ロバート・ゼメキス監督がVFXを駆使して描き、
アカデミー視覚効果賞を受賞した傑作ブラックコメディー。

キャッチフレーズは、
「”永遠に若さを保ちたい”
そう思うのは何もあなたでけじゃない」。

かつては人気だったが今では落ち目の女優、
マデリーン(メリル・ストリープ)のもとに、
旧友であるヘレン(ゴールディ・ホーン)が訪れ、
有名な美容外科医アーネスト(ブルース・ウィリス)と、
婚約したと自慢してくる。

ところがアーネストはマデリーンを一目ぼれ、
ヘレンを捨ててマデリーンと結婚してしまう。
失意のヘレンは激太りし、7年後には病院送りに。

さらに7年後、50代となり容姿の衰えに悩むマデリーンは、
ヘレンと再会するが、彼女は若返り美しくなっていた。

対抗心を燃やしたマデリーンはエステ会社の社長の紹介で、
謎の美女リスル(イザベラ・ロッセリーニ)に出会い、
大金と引き換えに「永遠に美しくなれる」という、
秘薬を手に入れる。

一息に飲み干したマデリーンに対しリスルは、
「決して体を傷つけるな」と、謎めいた忠告を残す。

若く引き締まった肉体に戻ったマデリーンは、
嬉々として帰宅するが…。

ゼメキス監督だけに、一筋縄ではいかない作品。
外見の美しさばかりにこだわる女の醜い争いを、
通して突きつける、老いの恐怖?

私の好きな場面はメリル・ストリープの、
見事な階段転げ落ちのシーン。

首が180度回転しても、何のその、
首が逆でも歩けるのですからね。
これは恐いけど、笑えますね?

女二人に振り回されるブルース・ウィルス。
情けない役だが、秘薬を拒否して老衰で自然死。

その葬儀で牧師から、
”親友の心や子孫達の人生に宿ることにより、
真の意味で永遠に生き続ける男”と、賛辞を受ける。
成るほど、「肉体は死ぬが魂は生きる」ですね。

「肉体は魂の乗り物」と言うが、
鏡を見て自分の顔のシミとシワを見ると、
メリル・ストリープがみるみるうちに若返る、
シーンを見ると私も秘薬を飲めたらと、
思う私がいました。

製作年は1992年(平成4年)。



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