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映画が一番!

たそがれ清兵衛 

2024年03月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:時代劇

映画ファンの皆さん、今日は〜!

今日、2本目の映画紹介は『たそがれ清兵衛』。
BS12で2024年3月20日(水) 19:30〜放送。

★山田洋次監督が構想として10年来、温めてきた企画。
監督生活41年目にして初めて時代劇に挑んだ作品。
2002年(平成14年)11月に見た時の感想文です。

藤沢周平原作の「たそがれ清兵衛」、『祝い人助八』、
『竹光始末』をベースに映画化した作品。

誰かを大切に思う心、
目立つことのない本当の勇気や誇りなど、
現代の日本人には失われてしまった心を描いていますね。

幕末という混沌とした時代を背景に、
ひとりの貧乏侍と彼を取り巻く人々の姿を描いた人間ドラマ。

ストーリーもさることながら時代考証には一年以上を
かけたというだけのことはあります。

下級武士の勤務状態は現在のサラリーマンと同じで、
日常の貧しい生活も工夫して生活しています。

全体の画面が暗いのは電気が無ければ暗いのは、
当たり前ということで、今までの時代劇とは違う背景の
描き方に、見る方はちょっと戸惑いますが。

殺陣のシーンでは殺気漂う命を賭けた本物の恐怖という、
リアリティを求めて殺陣師に加えて剣術師範を招いて、
一週間以上をかけて撮影したというだけに、
本当の真剣の闘いの緊迫感が出ていました。

主役にはアクションからシリアスな役柄までこなせる
真田広之に、ヒロインには宮沢りえ。

そして重鎮の丹波哲郎や小林稔侍、岸恵子のほかに
世界的な舞踊家で余吾善右衛門を演じる田中泯との
室内での闘いは迫力があり、今までとは違う時代劇でした。

キャッチコピーは、清兵衛の娘・以登(岸恵子)の言葉で、
”そんな父のことを、私は誇りに思っております…”。

時は幕末、庄内地方の小藩・海坂藩に、
井口清兵衛(真田広之)という下級武士がいた。
あだ名は「たそがれ清兵衛」。

彼は妻に先立たれ、二人の幼い娘と老母の世話と生活のため、
勤めが終わるとすぐに帰宅して、家事と妻の療養の為に
借金をした金を返すために、内職に励むことから、
仲間から、からかい半分に付けられたあだ名だった。

ある日、清兵衛は、幼馴染の飯沼倫之丞(吹越満)に
久しぶりに再会し、彼の妹、朋江(宮沢りえ)が、
嫁ぎ先から離縁して帰っていることを聞く。

清兵衛は彼女にほのかな思いを寄せていたが、
叶うことのない夢とあきらめていた。

そんな中、藩内きっての剣の腕を持つことから、
上意討ちの藩命が清兵衛に下される。

清兵衛は、ひとつの決断を下すのだった…。

劇中、話される庄内弁?の、
”せば、そうでがんす”の言葉が耳から離れませんでした。

時代劇の主題歌に井上陽水の
♪♪決められたリズム♪♪が歌われていますが、珍しいです。
歌うアニメーションが面白い?
https://youtu.be/5iuxPBTUN5s



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