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読書日記
『県境・国境・飛び地のおもしろ雑学』 読書日記327
2024年02月01日
テーマ:読書日記
ライフサイエンス『県境・国境・飛び地のおもしろ雑学』知的生きかた文庫
実は『イラク水滸伝』を読んでいるのだが、その本はなんと言うか著者の好奇心があって、それを実現化しようという気持ちも強くて、実際にイラクに行き、そのいきさつを勢いのままに書いたら450ページを越えてしまったという感じ。でも、著者と同じ熱情を持てずに読み進むのに時間ばかりかかる。一気読みを諦めて購入してじっくり読むかどうかに悩みつつこの本を読み始めた。
ともあれ目次を写す。かっこ内は小見出し(トピック)の数で合計71のトリビアが並んでいる。
日本編
第1章 不思議な境界線(9)
第2章 飛び地のミステリー(13)
第3章 ドタバタ貴族問題(13)
世界編
第4章 おもしろい国境(13)
第5章 ゴタゴタな飛び地(9)
第6章 ヘテコな国(7)
第7章 謎めいたエリア(7)
うーん、日本編だと銀座に無番地のところがあるとか、新潟・山形の県境地に福島県が細くはいりこんでいる理由とか、県境に建っている神社とか、既知のトリビアだった・・世界編でもシーランド公国とか、カシミール問題とか地中海にあるジブラルタルはイギリス領だとかなども既知のこと。
まったく知らなかったことは世界にも3カ国(ドイツ・オランダ・ベルギー)の国境が1点に集まる場所があること。カスピ海は国際的には公海(つまり湖では無く海)とされていることなどがあった。
実はこういう雑学本のたぐいを読むのは久しぶりである。で、たいていの場合、内容の中に新知識が5割もあれば私にとっては上等である。大学時代「雑学士」を名乗っていた私はほとんど役に立たない雑学知識だけは豊富なのである。エヘン。(いやいや、考えて見ると、イラクにアフワールという巨大な湿地帯がありそこは大軍が動きにくいこともあって、反乱者の隠れ家であった・・という『イラク水滸伝』にしても雑学的興味から読み始めたのであるが)
(2024年1月19日読了)
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