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「PERFECT DAYS」を観ました 

2024年01月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:映画

 他のSNSのサークルで「PERFECT DAYS」を観ました。
 以前、「交通誘導員ヨレヨレ日記」という本を読んで、70代の男性が、なぜ今もなお路上に立つのか、波乱の人生談が興味深かったです。ヒットしてシリーズ化され「〜日記」というのが「三五館シンシャ」から何冊も出ています。
 「PERFECT DAYS」の紹介文、「渋谷でトイレの清掃員として働く男が、ある日久しぶりに訪ねてきた姪に会う。再会を果たしたことをきっかけに、彼の過去に少しずつ光が当たっていく」、「〜日記」シリーズそのものではないか、是非観ようと思った次第です。
 ところが、過去が明らかになる前に映画は終了。
 サークルの映画評には「何気ない日常を描いた良い映画でした」と先にコメントされました。本当?、と思いましたが、けなすわけにいかずナビトモで書きます。
 そもそも最初の画面から違和感。真理は細部に宿る、とかなんとかいう名言がありますが、仕事に出かけるときに毎日この男はドアの鍵をかけない。なのに姪が訪ねて来た時は鍵を開けている。スカイツリー近くの下町から渋谷の職場まで金も時間もかかる首都高速を使って毎日仕事に行くか?。同僚の彼女が男の車のカセットテープを聞いて、いい曲だからと歌詞をダウンロードして歌いだす。水商売の小娘が英語を話す?、とこれは偏見。姪が男の書棚から本を取り出して、「この何とかという人、私みたい」と言う。そうか、家出してきた訳が始まるか、と思いきやそれでおしまい。そんな読んだこともない本の主人公の境遇を聞かされても訳がわからない。不親切この上ない。
 最後の場面。男がカセットを聞いて、いつもと違い、にこやかに笑う。姪と会ってそこから、いよいよ男の過去が明かされるか、と思いきやエンドロール。おいおい、おいおい。
 結局、男の人生は明らかにならず、渋谷のトイレのPR映画のような映画。
 一言言いたい。金返せ!



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