ひとりぼっち

いつまでデフレマインド? 

2023年10月04日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

ぼくは一人暮らしだから日々の買い物は自分でする。
それまではあまり感じたことがなかったけど、7月以降モノの値上がりがかなり激しく感じる。

だけど考えてみればバブル経済が崩壊してから長い時間日本人は値段が安い物だけを買っていたように思う。
しかし考えてみればどの会社も企業も多かれ少なかれモノを売ってその利益から従業員の給料を支払い会社の経営資源としてきている。
つまりいろいろなものを仕入れてそこへ適正な利益を上乗せして売値としている。
だから仕入値段が上がれば必然的に売値が上がる。

しかし振り返ってみれば企業の経営者は長い間低賃金で労働者を雇うことになれてしまった。
そして春の賃上げも「将来なにかがあった時のために」と長い間内部留保を積み上げてきた。
それは一部は必要なことだけど、それを隠れ蓑にして従業員の給料を安く抑えてきた。
そしていつしかそれが当然のように思っているのではないかと考える。

そして他方労働者は値段が安いものを選んで買うことに慣れて値段が安いことが当然と考えるようになった。
賃金が上がらなければそれは当然のことで生活を守らなければいけないから必然のことかと。

経営者も労働者もデフレ状態が身に沁みついて値段が上がることに極度に神経質になったと思う。
しかし自由経済の下では値段が上がるとともに給料が上がりそのようにして経済が回転して拡大をしていく。

しかし現実を考えるときものを仕入れるほうは売る側から値上げの話があってもよほどのことがなければ値上げを受け入れないのが日本社会の現実。時には値上げの理由が正当であっても。

そこへ最近の円安。
日本は国内で必要とするほとんどの食料を輸入しているし、製造に使う原材料も多くを輸入している。
だから輸入品の値段は当然のごとく値上がりする。
そのようなことで国内の多くのものの値段が上がっている。

政府はいつまでこの円安を放っておくのだろう。
そして日銀はいつまで金融緩和策を続けるのだろう。

このままでは日本は世界の中で2流どころか3流国になってしまうのではないかと思うのだけど。

たぶん多くの政治家や評論家と世ばあれている人たちは日本はまだ先進国だと思っているだろうけど。



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