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吾喰楽家の食卓

さんま苦いか塩つぱいか 

2023年09月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

仏壇に供える大輪の菊を買いに行ったら、彼岸には間があると思っていたのに、驚くほど高くなっていた。
代わりに買ったのは、新物の秋刀魚である。
毎年、新物の秋刀魚を見つけると少々高くとも買っているが、初回だけでなく、数日後の別の店も2匹パックだったのでパスした。
昨日の店は一匹パックだったので、消費税を加えると400円を超えるのに飛びついた。

帰路に寄った農協直売所も、大輪の菊は高かったので、黄色の小菊で我慢した。
大輪一本よりも遥かに安く、大きな小菊が二本も買えた。
花付きが良さそうなのを仏壇に供え、残りは玄関と食卓のテーブルに飾った。
切り花は冷凍保存できないから、鮮魚以上に相場の変動が激しいのだろう。

夕餉の主菜は、言うまでもなく、秋刀魚の塩焼である。
秋刀魚をグリルで焼くのは初めてなので、付きっ切りで対応した。
それでも、焦げ目は付かず、腹はパンクしてしまった。
カセットコンロを使い、直火で焼くことも考えたが、焼き網が無かった。

見かけはともかく、初物の秋刀魚は実に美味しかった。
大根おろしも、記憶にあるトップクラスの味だった。
そして、今年も佐藤春夫の切ない恋の詩、「秋刀魚の歌」を思い出した。
「さんま さんま さんま苦いか塩つぱいか そが上に熱き涙をしたたらせて」を。

   *****

写真
2023年9月12日(火)の昼餉と夕餉

お礼
「昨日はスーパーのハシゴ」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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