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小春日和♪ときどき信州

本・小池真理子 「日暮れのあと」 

2023年09月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




 作品紹介・あらすじ
過ぎてみれば、全部、どうってことなかった――日々老いを感じつつ山裾の町で暮らす絵本作家の雪代。ある日やってきた植木屋の青年に興味を惹かれ話をしてみると、彼が結婚を望む恋人は、還暦を過ぎた現役の風俗嬢だという――。生と死、そして性を描き、人生を謳いあげる短編集。名手がつむぐ至高の7作。
                読書備忘録 
ゾッとするホラー作品もあったりで、どれも好きな作品だった。
なかでも「微笑み」再会できてよかった。マスク越しで残念でしたが。
それと、表題の「日暮れのあと」が特によかった。
自分の作品”森のくまさん”を話を聞かせてくれた植木職人の恋人に・・・その恋人と雪乃のセリフがそっくりだと。
過ぎてみれば、全部、どうってことなかった。
古いことはそうなっているけれど、新しいことはまだその域に達していない。いつかはきっとそうなるのかな?
最期に恨みつらみを言って逝った人知っているけれど、もうちょっと時間があったら、ありがとうと言ったかもしれないね。
最期に言えるかどうか私のことだからわからない。なので、ありがとうの押し売りをしている、ちょっと嫌な奴!
★★★★☆

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