メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

たかが一人、されど一人

知りたくない 

2023年06月27日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 「知らぬが仏」と言う俚諺があるが、この年令になると本当にその通りだと思う。若い時は好奇心が旺盛で、知らないことは闇雲に知りたがったものだ。知ることが増えると人生が豊かになると思う人もいるだろうが、そうは思わない。知っても仕方ないから知りたくもない。しかしマスコミの発達やネット情報の拡大で、日夜無限とも言えるくらい様々な情報がもたらされる。しかもそのうちの幾つかは、さも重大事案のように多方面からの解説で上書きされる。出来るだけ聞き流したいが、テレビを観たり新聞や雑誌を読むことが若い頃からの習慣なので、つい目次くらいは意識の中に飛び込んできてしまう。流石に最近は新聞雑誌の広告は縁が無くなったが、テレビのCMは否応なしに耳目に達してしまう。情報系企業の意味不明な物が多くて、自動車とか機械類関連が減って、相変わらず多いのが食品や飲料と栄養食や薬の類。現役時代はこのCMで飯を食っていたから悪口は言えない。信じる人は救われ、経済も活性化することだろう。昔好んで観ていたテレビ番組に「時事放談」がある。細川隆元氏と小汀利得氏なる元朝日と日経の大物記者が毎週日曜日早朝30分だったかもっと長かったか記憶がはっきりしないが世相を斬りまくってくれた。当時も今も報道を丁寧に読む習慣が無いので、出勤して周囲の人と話を合わせるには役立っていたと思う。世相なんてものは移ろいゆくものだから、1週間に1度時事を纏めて解説してくれるのは常識を維持するのに大いに役立ったと言える。比較して思うのが昨今の情報量の多いことだ。しかも昔の時事放談のように社会を少し余計に見てきたご隠居的識者がテレビの視聴者である凡俗のために解説してくれるのとは異なり、かなり現役に近い専門家風情の解説者が出てきて、遠い世界のことに関してもそれらしく解説をしてくれる。大昔になるが「明日の世界と日本」と言うNTV系の番組制作に少し関わったことがある。売りは解説の堺屋太一氏で、月に1度堺屋氏が来て企画会議、プロデューサー、ディレクター、リサーチャー、脚本家などが揃って協議の結果企画がまとまる。それから番組を仕上げるまでに2ヶ月以上は楽に掛かった。特に共産圏取材は、ロシア東岸のウラジオストックでも、モスクワを経由しなければならなかった。最近ロシア関係報道の多さには驚くばかり。ロシアの何かが変わったかもしれぬが、案外原則は変わっていないようにも思う。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ