メニュー
最新の記事
-
【New!】 『最果ての森 妖国の剣士6』 読書日記382 -
『モンテレッジオ 小さな村の旅する本屋の物語』 読書日記381 -
『後列の人 無名人の戦後史』 <旧>読書日記1599 -
『縁切り上等!』 読書日記380 -
『三千円の使いかた』 <旧>読書日記1598
テーマ
カレンダー
月別
- 2024年06 月( 6 )
- 2024年05 月( 26 )
- 2024年04 月( 26 )
- 2024年03 月( 26 )
- 2024年02 月( 24 )
- 2024年01 月( 27 )
- 2023年12 月( 31 )
- 2023年11 月( 30 )
- 2023年10 月( 31 )
- 2023年09 月( 30 )
- 2023年08 月( 31 )
- 2023年07 月( 27 )
- 2023年06 月( 30 )
- 2023年05 月( 31 )
- 2023年04 月( 28 )
- 2023年03 月( 31 )
- 2023年02 月( 26 )
- 2023年01 月( 31 )
- 2022年12 月( 31 )
- 2022年11 月( 29 )
- 2022年10 月( 15 )
- 2022年09 月( 15 )
- 2022年08 月( 15 )
- 2022年07 月( 17 )
- 2022年06 月( 15 )
- 2022年05 月( 15 )
- 2022年04 月( 15 )
読書日記
『夫婦で行くイタリア歴史の街々』 <旧>読書日記1389
2023年06月05日
テーマ:<旧>読書日記
清水義範『夫婦で行くイタリア歴史の街々』集英社文庫
著者の旅行記を読むのは2011年に読んだ『夫婦で行くイスラムの国々』に続いて2冊目。著者はパックツアーに参加し、行き先についての予習はまったくせず、旅行中は数多くの写真を撮る(らしい)。そして帰国後に写真やメモなどから自分が行った所はどういう所かと調べるスタイルらしい。
確かに予習をしていくと、予習した場所にこだわりあれもこれも見たい、となって旅程を追うだけになりやすいとも思うし、その場での印象を大切にしたいのであれば、前もっての知識は不要でもあろう。また、思いがけない出会いにも遭遇しにくいかもしれない。
本書は第1部 南イタリアと第2部 北イタリアの2部に別れており、それぞれ別の会社のパッケージであったらしいが、後書きによると前者はリッチなムードになるようにということと安全面のことを考えすぎていて、観光が少し物足りなかった。後者はできるだけ多く見せてくれようとしていて私には喜ばしいものだった、とありページ数も前者が70ページ余りに対して、後者は約250ページとずいぶん差がある。
海外旅行において経路や宿泊地を決め、予約をするなど全日程を個人で組むことは手間も暇もかかるからその意味ではパッケージ旅行も理解できる・・それでも私は予習派なのである。
結局、内容的には帰国後の学習によるガイドブックと歴史書の切り貼りの様なものになっていて、イタリア旅行の「予習用」の参考書としては適していると思うが、それ以上のものでは無い。
(2020年11月9日読了)
コメントをするにはログインが必要です