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指名手配犯を目撃した父親の失踪「さがす」 

2023年06月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 2022年に公開された日本のサスペンススリラーで、片山慎三監督の「さがす」を見た。主演は佐藤二朗というおっさんで、ぼくには表情や発言するときの間の取り方、顔の形などで、ジミー大西とかぶってしょうがなかった。それと、主人公の娘役がちょっとじゃがいも系のお顔の伊藤蒼が演じている。その娘に「おっぱい見せてくれたら」という条件で父親捜しに参加する事を迫る同級生もまた、リアルにどこにでもいそうな学生で、見た目がまあまあいいのが、連続殺人犯だけというのもめずらしい。父親と娘の複雑な家族関係や心理描写が丁寧に描かれている。父親は妻の死後、定職に就かず日雇い労働で生活しており、娘は父親に呆れながらも慕っている。冒頭、父親がスーパーで万引きで捕まってしまって引き取りにいく場面で、その様子がよく描かれていた。父親が失踪した後、娘は自分の力で父親を探そうとするが、その過程で父親の過去や秘密に触れていく。連続殺人犯という恐怖の存在が、実は身近な人物だったという衝撃的な展開がある。連続殺人犯はSNSを通じて自殺希望者とコンタクトし、「その希望をかなえる」と称して殺害していた。その犯人の正体は、父親が日雇い労働で働いていた現場で同僚だった男だった。父親と娘の延々と続く卓球のシーンが印象的。父親は以前、卓球教室を経営しており、娘に卓球を教えていた。しかし、妻の死後、卓球教室を手放すことになる。映画のシーンで父親と娘が卓球で対決して、その際に父親が「うちの勝ちや」と言う。父娘の絆を象徴している。球を延々とラリーする競技性がそもそも「コミュニケーション」のメタファーであり、ピンポン玉が「家族の絆」を表すとの指摘もある。この映画は後半に勢いがついてきて面白くなる。ちょっと予想のつかない展開だった。ただ、連続殺人犯のキャラが過去の殺人犯の特徴を3、4人ミックスさせているのが、バレバレだった。『いくらなんでもそれは混ぜすぎだろ!』と、思った。キャラの現実味が損なわれてしまうので、そこはぼくにはマイナス点になった。 

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