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吾喰楽家の食卓

シシャモの思い出 

2023年05月10日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

初めてシシャモを食べたのは中学3年生の頃で、その美味しさを鮮明に覚えている。
イワシの目刺と思って口に入れたら、全く異なる味だったので驚いた。
其の正体が分かったのは、数日後のことだった。
北海道産のシシャモだったと思うが、次に食べたのは随分と後のことで、具体的には覚えていない。

2回目に食べたのが、自宅か飲食店かは分からないけど、何れにせよ初回の感激はなかった。
食感が、全く異なったと記憶している。
カラフトシシャモだったのかもしれないが、今考えれば焼き加減の問題かもしれない。
それから数10年に亘り酒の肴の定番になったが、近年は余り食べなくなった。

カラフトシシャモとシシャモは、何れもキュウリウオ科の魚だが別物である。
シシャモは、アイヌ語の「シュシャム」が語源で、柳の葉という意味らしい。
北海道の太平洋側の限られた地域でしか獲れず、年々、漁獲量は減っているそうだ。
当地のスーパーからシシャモが姿を消し、あるのはカラフトシシャモだけになって久しい。

昨日、良さそうなカラフトシシャモのオスを見つけ、久しぶりに食べたくなった。
早速、夕餉に登場させたが、60年ほど前の歯ごたえのある食感が蘇った。
強火の遠火で、じっくり焼いたのが良かったようだ。
勿論、本物のシシャモには敵わないと思うが、焼き方次第では充分に美味しいと再認識した。

   *****

写真
2023年5月9日(火)の昼餉(メンチカツ丼)と夕餉(カラフトシシャモの雄)

お礼
「5月の庭(シャクナゲ・シラン)」に拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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