Polyglotに憧れて

革新は新興勢力によって作られる 

2023年02月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 革新は新興勢力によって作られる 昨日、水素エネルギーの問題点について記載しました。この点を考慮すると、自動車の電動化の方向はバッテリーEVであって、水素燃料電池が主流になることはない、と考えられます。そして、世の中の流れは確実にバッテリーEVへシフトしています。最近は大手新聞の記事や経済雑誌でも盛んに取り上げられるようになりました。 そもそも電気自動車を実用化したパイオニアは日産です。日本のメーカーです。にもかかわらず、日本の自動車会社各社はEVシフトの面で遅れをとっています。これはどうしてでしょうか?この点について論じてみたいと思います。 現在、EVメーカーのリーダーは米国のテスラと中国のBYDです。どちらも新興勢力と言って良いでしょう。既存の自動車メーカーではありません。内燃機関からバッテリーへの移行は改善というより、革新的といった方がピッタリします。私は、革新的な技術を発展させるのは、既存メーカーではなく、新興勢力である。と考えています。 革新的とは、言い方を変えれば破壊的とも言えます。革新とは既存の秩序を壊すという性質を持っています。革新的な技術は、既存の技術を時代遅れのものとし、既存の技術に携わる人を失業に追いやる破壊的な側面があります。ですが、革新的なものこそが文明を大きく変化させるのであり、人類の進歩、発展には欠かせないものだと思います。 テスラのスタイルは間違いなく革新的、かつ破壊的です。テスラは自動車の駆動を内燃機関からバッテリーへと移行させただけでなく、販売方法もネット販売のみで広告を出さないというスタイルを取っています。製造工程にも次々と革新的な手法を導入しており、従来の常識を大きく塗り替える方法を編み出しています。これらは全て革新的ですが、同時に既存の秩序を破壊しています。 もしネット販売が主流になれば既存のディーラーは仕事を失うことになります。広告を出さなければ広告会社は売り上げを失います。(既存の自動車メーカーは広告に多大な予算を投じています)EV化により部品の数が減れば、部品を作っている中小企業は仕事を失います。EVになるとメンテナンスが減ると言われていますが、そうなると、車の点検の仕事が減ります。EVはガソリンを使わないのでガソリンスタンドの売り上げが減少します。このように、テスラは従来の自動車産業の秩序を破壊するビジネスモデルを展開しています。 テスラのような破壊的なビジネスモデルを既存のメーカーが真似できるでしょうか。既存の自動車メーカーは、時間をかけて現在のビジネスモデルを築き上げてきました。自分たちが苦労して作り上げてきた体系を、自ら破壊するというのは、コストの点からも心理的な面からも極めて困難だと言えるでしょう。このような観点から、革新的な技術やビジネスモデルを策定し、発展させるのは新興勢力であって、既存の企業にはできないことだ、という気がしています。  

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