Polyglotに憧れて

エジプトのピラミッドと考古学博物館 

2024年03月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


   エジプト ピラミッドと考古学博物館アブシンベルからカイロへと戻り、旅の最後にピラミッドと考古学博物館を訪れました。 初めにクフ王のピラミッドに行きます。なんと230万個もの石を積み上げて作ったとのことです。石の大きさもさることながら、その大きな石がそれぞれピタッとくっついて積まれていることに驚きます。石と石の間には隙間がなく、綺麗に加工されています。その加工技術も素晴らしいもので、巨大な石を積み上げた事と共に、当時の建築技術の高さに驚嘆します。 この最大のピラミッドの中に入ることができます。入口は盗掘用として開けられた道だそうで、狭い道を登っていきます。途中、屈んで通らないといけない狭い箇所があります。最後まで登ると、かなり広い空間があって、石棺らしきものが置かれています。空間には他に何もなくて、壁画もありません。そこが玄室だそうですが、そのことを示すものは何もありません。 帰りも同じ道を戻って帰るのですが、途中、すぐ前で気分が悪くなって動けなくなった観光客がいて、列が止まってしまいました。高さ70センチ程の狭い空間で身を屈めながら、列が進むのを待つしかありません。かなり待たされた後、ようやく列が進み始めました。ピラミッドの中の道は狭いし、急な坂道なので、体調が悪いと本当に気分が悪くなります。道が狭いので、誰かが止まってしまうと、全員が動けなくなります。中に入る時は、自分の体調や体力と相談し、無理をしない方が良いと思います。中に入っても、大して面白いものは見られませんから。 一般に、ピラミッドは王の墓だと説明されていますが、玄室の壁には何の壁画も残っていません。ルクソールで訪れた王家の谷では、どのお墓も見事な壁画が描かれていましたので、それと比べると、ピラミッドの中はあまりにもシンプルです。これが王の墓だとは信じられません。でも、墓ではないとしたら何なのか?今でもピラミッドは多くの謎を秘めています。多くの謎を秘めているからこそ、余計に人々を魅了するのでしょう。 クフ王のピラミッドを見た後、3つのピラミッドを見渡せる場所へと移動します。この辺りで、ラクダに乗ることができます。妻はラクダに乗って写真を撮っていました。私はラクダには乗らずに、ピラミッドの写真を撮っていました。 次にカフラー王のピラミッド及スフィンクスを見にいきます。スフィンクスはエジプトの遺跡各所にありますが、カフラー王のピラミッドの前に設置されているものが最大で、堂々としていて絵になります。 この後、ピラミッドを近くで見られるレストランに行き、昼食を取り、ピラミッドを後にして博物館へと移動しました。 ギザに大エジプト博物館ができており、まもなく開館すると言われています。しかし、ガイドさんによると、2013年に開館予定だったのが、延期されており、その後も毎年のように、もうすぐ開館すると言われ続けて、今なおオープンしていないとのことでした。いつになったらオープンするのかわかりません。しかし、建物はすでにできており、現在、開館の準備が進んでいます。エジプトにある各地の博物館から、様々な展示品が大エジプト博物館に運ばれているようです。このような事情なので、私が訪れた考古学博物館も、展示品の移設準備の最中であり、展示スペースががらんとした感じで、既にかなりの品物が移転された後のようでした。 それでも、ツタンカーメンの黄金のマスクや多くの財宝は公開されており、見ることができました。ツタンカーメン王は在位短く、若くして亡くなり、王としての格は最下位と言っても良い程度の王ですが、それでもこれほどの財宝が埋葬されていたのか、ということに驚きます。ラムセス2世などの著名な王の墓にはどれほどの財宝が埋められたのでしょうか。当時のエジプトの財政、豊かさ、繁栄の大きさがよくわかります。 ツタンカーメンの部屋などいくつかの財宝が収めれている場所は写真禁止ですが、それ以外の場所では写真撮影が認められています。印象に残った写真をいくつかアップします。 エジプト観光は以上で終了です。十分に見応えがあり、満足しました。宿泊したホテルも概ね満足できる質の高い部屋でした。食事は、悪くないのですが、自分の好みとはちょっと異なると感じます。土産物としては、ツアーで香油やアクセサリーの店に立ち寄りました。興味のある人にとっては良い土産品になるかと思います。私は、ヒエログラフの文字で名前を刺繍してくれるというポロシャツをツアーガイドさんから買いました。30ドルでした。ヒエログラフの文字はいかにもエジプトらしいので、良い記念になったと思います。 ロンドンの大英博物館やパリのルーブル博物館にエジプトから持ち去った多くの物が展示されています。このほか、オベリスクだとか様々な遺跡がエジプトから持ち出され、欧米諸国で展示されています。それでもなお、エジプトには多くの遺跡や石像、埋葬品など数多くの品々が残されています。古代エジプト文明の繁栄の凄さがわかります。ピラミッドだけでなく、ルクソールやアブシンベルの神殿など見る価値があります。旅行好きなら一度は訪れるべき場所だと思いました。   

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