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円高、株急落 

2022年12月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

 黒田日銀総裁の事実上の利上げ発言が波乱を呼んでいる。物価高騰に対する怨嗟に抗しきれず、いずれはおとずれる利上げがついに行われた。
 第2次安倍内閣はデフレからの脱却を唱えて、大幅な金融緩和と自民党お得意の公共事業拡大という財政出動をおこなった。
 大幅減税と財政出動のレーガノミックス、結果的には失敗した政策だったので、いずれ失敗するだろうと見越し、ある経済学者は揶揄を込めて「アベノミクス」と命名した。何を勘違いしたのか、ご本人は「アベノミクスは買いだ」とまでのたまった。その第1弾が黒田バズーカの異名をとどろかせた大幅な金融緩和であった。円安政策で輸出企業は潤い株価は上がった。企業の稼いだ金はトリクルダウンで労働者に回り生活が向上し物価も上がりデフレは収まる、ハズだった。が、企業は利益を内部留保し、更なる蓄財のために非正規労働者を活用した。結果、年収100万円代から200万円台、300万円未満の労働者が巷にあふれた。これでは購買意欲はわかない。家庭も持てず子どもも作れず人口は減る一方。格差は広がるばかり。そして、財政出動を担保するために日銀は無制限な国債購入に走る。旧来の経済学ではハイパーインフレが起きてもおかしくないのだが、ソブリンマネーとかいう訳の分からない説明で、実際、何も起きずにこれた。
 そして、今回の黒田発言。逆バズーカの第1声なのか。年金生活者にとって物価高騰は恐ろしい。これからどうなるのだろう。



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