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地獄の黙示録 

2022年09月20日 ナビトモブログ記事
テーマ:戦争映画

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今朝は台風一過、爽やかな秋晴れと言いたいが、
まだ曇り空。昨日の強風と大雨は怖かった。

「天災は忘れた頃にやってくる 」と言うが、
最近は次から次へと自然の脅威に加えて、
人間の愚かさと何だか、住みにくい世の中になりました。
被害に遭われた方々に、お見舞い申し上げます。

今日の映画紹介は「地獄の黙示録/Apocalypse Now」。
BSプレミアムで2022年9月20日(火)13:00〜放送。

フランシス・フォード・コッポラ監督が、
ベトナム戦争を題材に、戦争の狂気や矛盾を
圧倒的なスケールと幻惑的な映像美で描き、
カンヌ映画祭パルム・ドールを受賞した作品。

ジョセフ・コンラッドの小説「闇の奥」をベースにして
舞台をベトナム戦争の狂気に置き換えて
フランシス・F・コッポラ監督が映像化。

監督は”この映画はベトナム戦争そのもの。
観客に戦争をリアルに体験してもらう”と、
言うだけあって、アメリカの狂気を描いています。

アメリカはジェット機、ヘリコプター、ナパーム弾と
近代兵器をフル活用したが、結局、ゲリラ戦に敗北。

アメリカ兵の戦死者約5万7000人、精神障害者は
14万人と言われています。

1960年末、うだるような暑さのサイゴンの夏。
ドアーズの『ジ・エンド』の曲が流れる、
https://youtu.be/WOK7IMuzWvI
ホテルの一室から指令部に呼び出された
ウィラード大尉(マーティン・シーン)に
ジャングル奥地に私兵による王国を築いた
元特殊部隊のカーツ大佐(マーロン・ブランド)
の暗殺を命じられる。

彼は4人の部下、
クリーン(ローレンス・フィッシュバーン)、
ランス(サム・ボトムス)、
シェフ(フレデリック・ホレスト)、
チーフ(アルバート・ホール)を連れて
ナング河を逆上り、危険区域通過の護衛を頼みに、
空軍騎兵隊第一中隊の
キルゴア中佐(ロバート・デュヴァル)を訪ねる。

いやぁ〜、このキルゴア中佐はアメリカの狂気を
そのまま投射した人物ですね。

彼はワーグナーの「ワルキューレの騎行」を
地獄の黙示録 〜ワルキューレの騎行〜
https://youtu.be/FM9k6n4DjIs

大音響で流しながら、無数のヘリで農村を奇襲して
バリバリバリと機銃掃射する。
彼の目的はナング河でサーフィンをすること。

彼は何だかんだと言いながら、
”爆撃を要請しろ!とナパーム弾の威力を満足げに
眺めながら、”実感したよ、勝利を。
この戦争もいつかは終わる。”と。

ウィラードは前線を慰問するプレイメイト、
ドラッグに狂う兵隊、戦場を撮るTV取材班など
戦争の狂気や無秩序な現実を次々と見ながら、
カンボジア奥地でカーツの異様な王国を発見する。

丸坊主のカーツが闇の中から現れ
“恐怖“について語り出す。

”地獄を知らぬ者に、何が必要かを言葉で説いて
分からせることは不可能だ”と。

広場では牛を蛮刀で殺す儀式。
ウィラードは暗殺の任務に取りかかる。

ロケは、フィリピンのジャングルで行われた。
アメリカ軍の協力が得られなかったため、
F-5戦闘機やUH-1ヘリコプターは
全てフィリピン軍の協力による。

タイトルの「黙示録」とは、地上王国の滅亡後に
至福の世界が来るという、
新約聖書の予言から来ているようです。

コッポラは35億円の借金をして5年間かけて
この映画を完成させている。

アカデミー撮影賞・音響賞を受賞。
1982年(昭和57年)公開。

P.S
フルシチョフ(ロシア)が、
「戦争は小銃の偶発から始めることができる。
ところが、戦争を終結させることは、
経験豊かな国家指導者でさえ容易なことではない。
流血をとどめるのは、ただ理性だけだ。」と、

言っていますが、後継者のプーチンさんは、
先輩の言葉をどう受け取っているのでしょうか?



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