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IU「私のおじさん」から4年後に「ベイビー・ブローカー」 

2022年07月13日 外部ブログ記事
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「ベイビー・ブローカー」2022年 韓国 原題:Brokerカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したという「万引き家族」(2018)の監督・脚本の是枝裕和(これえだ ひろかず)。今回来ていた映画が「ベイビー・ブローカー」という、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」と同様にカタカナだけのタイトル。高い評価のわりに「万引き家族」にはあまり心が動かず、ぼくにとっては、退屈な映画だった。だから「ベイビー・ブローカー」もどうしようかと、ずっと迷っていた。ネット記事を読んでいて、「ベイビー・ブローカー」に歌手で女優のIU(イ・ジウン)が出るというを知り、即、観に行くことに決定した。韓国ドラマ「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」に出ていた時の彼女の演技力、存在感はすばらしく、完全にはまってしまったドラマだった。ストリーも良くて、可笑しくて悲しくて展開も楽しみで、ドラマが終わったのが本当に残念だった。そのドラマにイ・ジウンが出ていたのは2018年だから4年ぶりに彼女を見ることがきる。「ベイビー・ブローカー」の舞台は韓国で、豪雨の夜から物語はスタートする。若い女性ソヨン(イ・ジウン)が「ベビーボックス」の前に赤ちゃんを置き去りにして立ち去る。一攫千金を狙って赤ちゃんをボックスから取り出し横流しをしようと企む男2人が登場。変心して赤ちゃんを取り戻しにやってきたソヨンとかち合う。やがて3人は赤ん坊にとって最良の家族(養父母)を探しつつ自分たちにもちゃっかりお金が転がり込む計画を立ち上げ、奇妙な旅に出る。一方、ベイビー・ブローカーを検挙するため尾行を続けていた女性刑事の二人は、決定的な証拠をつかもうと彼らの後を追うが……。まずは良かったところ。イ・ジウンは良かった。横顔の表情がとてもいい。この作品でカンヌ国際映画祭ではソン・ガンホは韓国人初の主演男優賞というけれど、むしろイ・ジウンのほうが良かった。また、ギターの曲が流れていて、それがシンプルでストリーの邪魔にならずに映画に合っていた。自分の生きている確かな存在感を掴めないでいる面々、眼をみんなで閉じてソヨンが名前を一人読み上げては「この世に生まれてきてくれてありがとう」と、その場にいる人達に同じことを言っていく。そのシーンが、とても良くて涙が出てしまい、何がどう感情をゆさぶるのか自分でも説明のつかない不思議な気持ちがするので、ここだけでももう一度観たいと思ってしまう。悪かったところは、イギリスのCinevueが的確に表現してくれている。「これは別に悪い作品ではない。コレエダという監督は悪い作品を撮ることができない、優れたフィルムメーカーだ。しかし何もかもがおとぎ話めいていて全く信憑性に欠ける」。この感想は、「万引き家族」でも同じく感じたことだ。反社会的な職業のキャラクターが出るのだが、その描き方が甘い。えげつなさとか、劣等感や疎外感から来る暴力性とかそうゆう負の面の表現があまりに中途半端な印象だ。 

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