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死ななかった死刑囚は釈放される「閉鎖病棟 それぞれの朝」 

2022年02月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「閉鎖病棟 それぞれの朝」 2019年 日本 平山秀幸監督の「閉鎖病棟 それぞれの朝」は、笑福亭鶴瓶が日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞している。監督は脚本も書いていて、最優秀監督賞と最優秀脚本賞も受賞している。日本のアカデミー賞を取りまくりの作品だ。原作は、帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)のベストセラー小説「閉鎖病棟」。鶴瓶演じる梶木秀丸は、家に帰ったら、奥さんが間男と裸で抱き合っていて、頭に血が登る。梶木は台所から取り出した包丁で二人を殺してしまう。さらにボケて寝たきりの母親を殺めてしまい、死刑判決を受ける。しかし刑務所で死刑が執行されたものの死に至らず生きてしまう。2度の死刑執行は許されず、脊髄を損傷し下半身に麻痺を患うこととなった梶木は内密に長野県の精神科病院へと送られることとなった。そこの病院で起きた殺人事件をきっかけに、それぞれの患者たちの思いが交錯していく。まずは、気になったのが死刑執行を受けて、一度死ななかったら、「2度目の死刑執行はされない」というのは本当の事なのか。これに関しては、ウィキペディアの「石鐵県死刑囚蘇生事件(せきてつけんしけいしゅうそせいじけん)」という事件の説明に以下のように書かれている。「死ななかった死刑囚は釈放される」という都市伝説が流布されている。実際に死刑囚房にいた合田士郎の著作『そして、死刑は執行された』(恒友出版)によれば、生き残る為に首を鍛える死刑囚がいたという記述がある。しかし名古屋高等検察庁時代に死刑執行に立ち会った三井環元検察官によれば死刑執行された死刑囚の身体は30分間ぶら下げるのが慣例となっており、30分もぶら下げることで「確実に」死亡しているため、現在では蘇生する可能性は皆無である。「それでも生きてしまう人もいるのではないか?」と、しつこくぼくは疑う。次に、舞台が精神科病院の為、実際に多くの精神をやられた患者が出るのだが、その中で中年のやせた小さなおばさんをみつけて驚いた。存在そのものが、何か普通ではないオーラーをまとっていて、何も言わず佇んでいるだけで失礼だけれど、精神科の患者そのものに見えてしまう。本物の精神科の患者さんに出演してもらっているかのよう。いったい誰が演じているのだろう?そこでフト思い出して、ネットで情報を検索して見つけた。「カメラを止めるな」(2017)に出ていたプロデューサー役として登場する大阪のおばちゃんそのものの女優の竹原芳子。彼女の経歴は変わっていて、証券会社の営業職、裁判所の臨時事務官として勤めていて、50代になってから吉本総合芸能学院(NSC)に入所している。55歳になって芝居にあこがれ、2016年には間寛平が座長を務める「劇団間座」に参加して女優活動を開始。「カメラを止めるな」で、世間に名前を知られた女優だ。この作品では、竹原芳子は一言もセリフがない。それは実にもったいない使い方ではないか。誰か彼女が主役の映画を撮ってもらえないものか。いつかは実現するのではないかと、ぼくはひそかに期待している。 

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