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新春国立名人会(千穐楽) 

2022年01月08日 ナビトモブログ記事
テーマ:古典芸能

昨日、国立演芸場で新春国立名人会の千穐楽を観た。
落語は、当面、月一回と考えているが、今回は例外である。
新春の千穐楽は、人間国宝の小三治がトリを勤め、隼町へ通い始めてから毎年のように観て来た。
昨年から、権太楼がトリを受け継いでいる。

千穐楽の噺家は、落語協会(白酒・菊之丞、文楽、正蔵・喬太郎・金翁・権太楼/出演順)の七人で、五日に負けない豪華な顔ぶれが揃った。
前回は落語芸術協会を中心に構成し、客の入りは三分の二程度だったが、今回はチケットを発売開始して直ぐに売り切れた。
出演者の実力の差が、これほどあるとは思えないが、人気を端的に表しているのだろう。
満席だと、自ずと拍手と笑いが多くなり、出演者も気合が入り、会場が盛り上がるのは言うまでもない。

毎年、新春の公演は寿獅子から始まり、正月気分を盛り上げてくれる。
昨日は、太神楽曲芸協会で、日頃、高座で見る芸人たちの熱が入った獅子舞を見せてくれた。
コロナ禍の前は、場内も回ってくれて、渡した祝儀を獅子頭で飲み込み、頭を噛んでくれるのを楽しみにしていた。
来年は、復活してくれると良いのだが。

膝代り(トリの前)で出演した、紙切りの正楽もコロナ禍の影響を受けている。
客のリクエストを受けて紙切りをし、出来た作品を手渡してくれるのだが、それを中止して、自分で考えたお題を切っていた。
今回、リクエストを再開し、マスクと手袋をした前座が、師匠から受け取った作品を客席まで配達していた。
「オミクロン」のリクエストに、受け渡しの様子を一枚の紙にまとめたのは流石である。

   *****

写真
2022年1月7日(金)の国立演芸場(玄関・演題)

御礼
「神社参りの前に腹ごしらえ」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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