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方丈記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス) 

2011年09月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



方丈記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)クリエーター情報なし角川学芸出版

ふたたび、私らしくない本が続く。
これはラジオ深夜便で聞いて、興味を持って本屋へ直行。
見つけて喜び勇んで読んだ。
薄いから、そう苦もなく読める。

古典は高校以来ご無沙汰も私でも大丈夫。
だって、ビギナーズ・クラシックスだもの。

最初の書き出しから原文が一番読み易いってことに気がつく。

  行く河の流れは絶えずして?淀みに浮かぶうたかたは?
  世の中にある、人の栖と、またかくのごとし

先にある現代語訳には、余分な言葉がいっぱい付け加えられて分かりやすさに視点がある。
続けて原文を読むと、実に端的。
無駄な言葉がそぎ落とされて名文なんだと改めて感じる。

この無常感、そうそう?と感じる昨今。
無駄な物は整理して、すっきりハウスで老後は過ごしたい。
自分の思うことが、うんと昔に書かれているって知ることはまことに気持ちいい。

…良かったが、読み進むうちにあれれ?
解説の武田友宏先生の鴨長明論は感銘一色ではないことに気づく。
方丈の現代風解釈によると
持ち運び自由のトレーラーハウス的プレハブ住宅は、
本人は得意になっているが、
出世コースから外れ、劣等感から生み出されたものとなっている。

最後は、趣味人を気取っているけれど、結構、無味乾燥。
方丈の庵生活は人嫌いの偏屈、寂しいだけじゃないの?
みたいな終わり方となっている。

なんでも手に入れてしまえば空しい。
期待した中高年のあこがれのモデルハウスには成りえないって事らしい。


しかし、平安京の昔の災難の数々。
洪水・地震・大火・疫病・飢餓…
天災に人災がプラスされお国の政策の悪さが民の暮らしをますます追い込む…

疫病に飢餓には今現在見舞われていないが、今の日本に酷似している。
どうしてこう今年の台風は避けて欲しいところばかり
それもど真ん中を襲うんだろう?

人が多すぎる所ってちょっとした自然の仕業に大パニック。
平安の御代もそうだったらしい。
ずっと田舎暮らしの私、ついマスコミ眼鏡を通して高みの見物^^;


さて、またも三連休。
朝一、お墓参りして?
おいしいものは一番後って感じで、取っておいた小説にとりかかろう。
やっぱり小説が好き






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