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吾喰楽家の食卓

“お久しぶりです”と言われ・・・ 

2021年10月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

今月になって、五回目の通院である。
先週、採型した装具(靴の中敷き)を、取りに行くだけだから気楽なものだ。
宅配便で送ってくれれば用が足りそうだが、仕上がりを確認する必要がある。
午前11時の予約だったが、少し早めに行った。
根津にある、お気に入りの蕎麦屋が店を開ける、午前11時30分に合わせ。

この店に通い始めてから、20年近くが経つ。
『蕎麦の食べある記』のNo.01(2019.12.3)と、No.2(同12.4)で紹介しているから詳細は省く。
ここの蕎麦は、≪冷たいそば≫だと大概は食べたが、どれも美味しい。
“せいろ”の二八と、“田舎”の外一の二種類がある。
何れが美味しいかは好みの問題だが、私は二八を好んでいる。

開店20分前に着くと、店前に置かれた長椅子に先客5人が待っていた。
5分前、メモ用紙を持った女将さんが、人数を確認しに出て来た。
椅子が16脚しかない店なので、座る席をあらかじめ決めるのだろう。
「一人です」と伝えると、女将さんは次の客へ行く前に、私の目を見つめて二回目のお辞儀をした。
無言だったが、「お久しぶりです」と言っているように思えて、嬉しくなった。

店には10人しか入れず、数人の客が取り残された。
お勧めは“天せいろ”だが、私の定番は“せいろ”と昼限定の“小天丼”の二品だった。
近年、多すぎるようになり、今回は“磯天おろしそば”を頼んだ。
余り待つことなく蕎麦は出てきたが、女将さんは丼を置いた後、小さな声で「お久しぶりです」と言った。
店前でのアイコンタクトは、思い過ごしではなかった。

   *****

写真
2021年10月25日(月)の昼餉と根津神社

御礼
「のんびりと過ごした日曜日」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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