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ショパンコンクール 

2021年10月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:雑感

NHKTVで「ショパンコンクールのレジェンドたち」を見た
過去の優勝者による名演を主にしつつ、歴史を追っていて、とても興味深かった
第一次世界大戦後、パリ講和会議(1919〜 受験の頃、いくいく先はベルサイユと覚えた 懐かしい!)後、独立したポーランドが世界にその国力をアピールするために創設したのがショパン国際ピアノコンクール

第一次世界大戦で荒廃した人々の心をいやすため、そしてフランスの文化のように思われていたピアノの詩人ショパンの名を冠することで、国内の愛国心を高めようとの考えだったそう
文化、芸術は国の宝であり、世界に訴求力のある大切なもの、という思想が表れている
もっとも大きな産業がないこともあるだろうが、偉大な芸術家が生まれ、世に残した数多くの作品を守ってきたこともその国としての大きな財産であり、それがお国柄として親しまれることになる
余談だが、本国ポーランドはなかなか入賞者を出していない

さて日本における芸術は今、どうだろうか
先の学術(芸術ではないが)会議の任命拒否問題や、このコロナ禍における文化、芸術への援助がなされていない現実にとても悲しくなる
ノーベル物理学賞受賞の真鍋さんは、日本を捨てアメリカ国籍を得てアメリカで研究を続けている
間もなく実施の衆議院選挙選挙公約にも、ほぼその方面への支援策は皆無

歌舞伎や相撲(これは興行で芸術ではないけど)などの伝統芸能のことはなんとも思わない
これらは過剰に護られているから
その他の学術、文化、芸術、芸能を大事にして欲しいものだが、この国は自助努力に頼りすぎる

第18回を数える、今回のショパンコンクールは、コロナの影響で2020年から延びての開催
ファイナル12名中、2名の日本人が残ったとのニュース!
2名残っているのは、ポーランドとカナダと日本のみ
すごい!



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厚く援助、それが大事

TIさん

ジューンさん、有難うございます
そう、その通りなんです
より広く多くのひとに親しみを持ってもらうために必要なことだと思います

2021/10/18 09:52:05

新鮮な話題ですね。

ジューンさん

TIさん、おはようございます。
ブログに拍手ありがとうございます。
TIさんは、芸術の素養豊かなだけあって、
私にはチンプンカンプンの「国家と芸術の関係」を詳しく説明されて、とても勉強になりました。
私個人としては、人々に広く役立つ学術研究に厚く援助したら良いのではと思っています。芸術鑑賞は庶民には、まだまだ手が届かないので(笑)。

2021/10/18 08:04:01

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