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吾喰楽家の食卓

母の断捨離 

2021年10月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

昨日は、最高気温が20℃を下回り、今にも雨が降りそうな寒い日だった。
午前中に日常の家事を済ませ、午後は寝室として使っている子供部屋を片すことにした。
時間を気にせずに続ければ、いつかは終わるという考えに変えた。
先ずは、本やパンフレットなどの紙類を、資源ゴミとして出せるようにしてまとめた。

続いて、先日の片付けで見つけた、私の産毛などが入った紙袋の中身を確認した。
B5サイズの茶封筒には、産毛のほかに、小学生から社会人になるまでの成績表が入っていた。
封筒には、母の字で、「〇〇(私の名前)、学校、平成8年5月3日」と書かれていた。
年代順に、中身の全てをクリアファイルへ移した。

片付けの区切りが付いたのは、夕餉の支度をしないといけない時間になっていた。
食後、特に見たいテレビが無いので、クリアファイルの収納物を見ることにした。
小学3年生までは「通信箋」、6年生までは「通知表」になっていた。
表現は変化したが、何れも5段階の相対評価だった。(+2〜−2・5〜1・大へん進んでいる〜遅れている)

中高は100点満点の絶対評価で、私立の進学校だったからか、中学では順位(級・学年)が付けられていた。
高校は、進路別(総合・理系・文系)別にクラスが編成された。
順位は、クラスごとに上位者だけが口頭で発表したが、成績通知表には記載されなかった。
大学では英語6科目の全てが優だったのに、碌に英語を話せないのは不思議だ。

封筒に書かれていた日付は、母が成績表などを整理して袋へ入れた日であろう。
5月3日が、父の祥月命日なのは直ぐに分かった。
数えてみると、91歳まで生きた母が78歳の時、83歳で他界した父の三回忌の日だと分かった。
学校の記録を整理して息子へ渡すのは、母の断捨離の一つだったと気が付き、目頭が熱くなった。

   *****

写真
2021年10月16日(土)の昼餉と夕餉

御礼
「夏布団の洗濯」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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