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平野啓一郎とマイケル・サンデル教授の対談 

2021年10月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:雑感

マイケル・サンデル教授の近著「実力も運のうち」から、能力主義の問題点、自己責任論などをテーマに作家・平野啓一郎との対談形式で語る、ハフポストによるYouTube上のプログラムをたまたま先程見て、とても共感できた。

人が能力を評価される場合、職業で過大に評価されていることが多い点などへの指摘。
仕事に差別はできない、等しく讃えられるべき。だが現実は職業差別はとても多く、また賃金格差も厳然としてあり続ける。
しかし他方で、「働く」ことだけが人を表すべきものではない。人の能力、評価はより多面的に行うべきだと。
経済への貢献と社会善への貢献など、社会でのあらゆる側面を見て人を見ること。
そして総括として、パンデミックで多くのものを失ったが、必要とされているのは人間として、コミュニティーや会話であるということ、など。

僕は今、コミュニティーに対する物足りなさや失われつつあるものに考えることが色々あって、ちょうど一つのヒントを得た気がする。
近所付き合いや、職場などの本来の強いコミュニティーは存在するが、それはその人の関わっているすべてではもちろんなく、そこから脱したかったり、より人間的な繋がりを求めていたりするものだ、と思っている。
このナビトモを見ていてもそれは強く感じられる。

またその思いをまとめてみたいと思う。



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