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『マン・オン・ザ・ムーン』の謎の脚本家ミスターX 

2021年10月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


 おびえたような表情で、目を見開き、でくの坊のように突っ立っているジム・キャリー。その『マン・オン・ザ・ムーン』のパッケージは、新作としてレンタルビデオ店に入った時から、印象に残っていた。しかし、他に借りたい映画が多く、そのその作品に関しては同じタイトルの翻訳本を読むまでは無関心だった。2000年に発売されている。もう20年も前の本だ。映画と同じ題名の「マン・オン・ザ・ムーン」は天才コメディ アン、”アンディ・カフマン”について書いた本。そして、今アマゾンではこの本が中古で一冊しか在庫がなく、29,572円で売られている。なんで、そんな昔の本を今更、ブログに・・・・と、思うかもしれないけど、この本は以下の興味ある部分により再販してほしいと願いつつここに書いてます。本の内容紹介には、『わずか三十五歳でこの世を去ったアンディの想像もつかない奇行と誤解にみちた生涯。その栄光と挫折のすべてを、間近でつぶさに見てきた著者が暴露する、涙と笑いの評伝。』と、説明されている。但し、いくら文章で天才コメディアンとうたってみても、実際に舞台をみなくては、そのすごさは伝わらない。 さらに、本人の舞台を見たとしても、言葉(英語)を完全に理解できなかったら、興味は半減してしまう。正直なところ、本を読んでもアンディ・カフマンの天才性は今一つ伝わってこなかった。その本の中に『ミスターX』と作者が名前を隠している、ハリウッドの有名な脚本家が出てくる。ミスターXの話しは、本全体450ページ中の30ページしか出てこない。その30ページの内容に惹きつけられた。本の主人公『カフマン』より、ミスターXに関してもっと知りたいと思った。ミスターXはアカデミー賞を受けた事もある脚本家だ。しかし、初めてこの本の作者がミスターXを見たときは、ホームレスに見間違えたほどのみすぼらしさだった。なんともいえない臭気も漂っていた。 ミスターXのアシスタントにやとってもらう為、挨拶した後にXから発せられた言葉。「えい黙れ、この糞ったれ!仕事が欲しいなら、その汚い口を五分間だけ閉じ込めておくことだ、糞ったれ!その汚い口を五分間だけ閉じておけるのかな。糞ったれめ!ええ、できるか?それが最低の条件だ」この強烈なわけのわからない自己中心主義の主張はすごい。Xは毎日、外出して、本物の対立をわざと生み出し、それを録音して、そのときどきの脚本にそれを持ち込むのだそうだ。その考え方が、次に書くような行動をとらす。気温はマイナス17度、吹雪いている時に、運転手がヒーターのスイッチを入れるとXは大声をあげた。「窓を開けろ、糞ったれ。おれが金を払っているんだぞ、開けろったら!」「お客さん、風邪を引きたくないんです。氷点下ですよ。」 運転手が答えると、Xは運転手に数百ドルを何度か放りなげ、窓を開けさせた。いつものように町の音を聞く為に。画廊で、絵画を次々買う代わりに、案内人の若い女性に「こんな糞を人が買うと思うか?誰も買うわけはない。おれは買う。一万5000ドル払う。だから,おれのをしゃぶってくれ、いますぐ」と、せまった。今でいう迷惑系ユーチューバーと、似ているような気もするが、さすがに以下の事まではできないのではないか。マフイアの「母親」の誕生パーティに乗り込み、『マフィアがJFKを暗殺!』と見出しの入った新聞を母親の前に突きつけた。「おい、ママ、息子たちのやったことを見てみろよ。」Xと作者は、数十人の怒り狂ったマフィアの面々により、すみやかに奥の部屋に連れ込まれた。この時作者は、必死にXと自分を助けてもらう為にマフィアに訴えた。「この人はおかしいんです。この人は死にたがっているんです。」「おふくろさんが、昨日死んで、自分も死にたがっているんです。悲しみでおかしくなってしまったので、とにかく殺してもらいたくて、それでここに来たんです。」涙ながらに語り、殺されずに済んだが作者は、その後も震えていた。Xは涼しい顔で、言い放った。「あのままやっていれば、すごいものが録音できるところだったんだぞ!」飛行場にて、チケットカウンターの順番待ちの時に、「糞がしたい」といい、Xがパンツをおろし、しゃがんでみんなの前でうんちを始めた。最初は誰ひとり気付かないふりをした。小さな女の子が目を丸くしながら「あのひと、うんちしている!」そして一人の女性が悲鳴をあげて、また一人、また一人。警官が到着し、作者は専用レコーダーに決められた手順どおりテープをセットし、「再生」ボタンを押してボリュームを上げる。「このテープを聞いている警官諸君へ。きみたちが逮捕した男は、ミスターXだ。アカデミー賞にノミネートされたライターで、わたしの親しい友人だ。わたしの名前は……」そのあと作者は手慣れたもので、一人に、2,300ドルずつ渡す。警官たちは怒るのをやめたばかりか、冗談をとばし、空港の中まで送ろうとさえ言い出した。そのめちゃくちゃな、Xの行動力は脚本の為とはいえ妙に気になる。そして、作者のボブ・ズムダは3週間でXとは別れた。というより、逃げた。 それでも仲間うちでは、「3週間もXと居て無事だった」と、伝説の男になっていたとの事。Xが書いた脚本の映画の題名は?アカデミー賞候補になった作品とは?この奇妙な行動をいつ始めたのか?今までこんなに気になる人物は初めてだと、思いつつ時ばかりが過ぎていく。 

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