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無法松の一生 

2021年10月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日の映画紹介は『無法松の一生』。
BSプレミアムで2021年10月7日(木)13:00〜放送。
“阪妻(バンツマ)”の愛称で親しまれた日本映画の
大スター・阪東妻三郎の代表作。

映像と音声を最新技術で
修復した4Kデジタル修復版での放送。

『無法松の一生』と言えば、
三船敏郎の映画(1958年)を思い浮かべますが、
本作は1943年(昭和18年)10月公開で、戦時中の映画。

もう一つ、無法松で思いですのは村田英雄が歌う、
♪♪無法松の一生 度胸千両♪♪
https://youtu.be/lgZYe6UxT0c

原作は岩下俊作の『富島松五郎伝』。

舞台は明治30年。
日露戦争が終わったばかりの頃の北九州・小倉。

小倉に無法松と呼ばれる人力俥夫の
松五郎(阪東妻三郎)がいた。

松五郎は博奕で故郷を追放されていたが舞い戻り、
若松警察の撃剣の先生と喧嘩をして頭を割られ、
木賃宿の宇和島屋で寝込んでいた。

そんな松五郎は喧嘩っ早いことで評判で、
ある日、芝居小屋で仲間の熊吉(尾上華丈)と枡席で
ニンニクを炊いて嫌がらせをし、木戸番と喧嘩するが、
結城重蔵(月形龍之介)の仲裁で素直に謝る。
松五郎は意気と侠気のある男だった。

松五郎は堀に落ちてけがをした
少年の敏雄(沢村アキヲ)を助ける。

敏雄の父親は陸軍大尉の吉岡小太郎(永田靖)で、
これが縁で松五郎は吉岡家に出入りするようになる。

しかし、吉岡大尉は風邪をこじらして急死。
夫人のよし子(園井恵子)は、敏雄が気の弱いことを
心配して松五郎を頼りにする。

松五郎は夫人と敏雄に献身的に尽くすのだった。

無法松と呼ばれる人力車夫の松五郎の純愛、
今風に言えば、プラトニックラブでしょう。

見所は、松五郎が山車に乗って撥を取り太鼓を打つ。
流れ打ち、勇み駒、暴れ打ち。
町の人達も長い間聞くことのできなかった本場の
祇園太鼓を叩き、町中にその音を響かせた場面でしょう。

しかし何故、よし子夫人は
松五郎の想いに応えてくれなかったのか?

多分、当時の男女関係を世間が厳しい目で
見ていたからだろうと思っていたら、
当時は戦時下の「映画法」という検閲があったから、
これを避ける為だったのでしょうね。

監督は稲垣浩。
撮影監督は宮川一夫。



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