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工藤会と犬と死刑と安倍晋三 

2021年10月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


確か小学生2,3年の頃だった。通学路にいつも見かける飼われている大型犬がいて、そのそばを通るといつもワンワン吠えててうるさい。でも、ある夏の日の事。その日はなぜか吠えもせず静かだった。それで、どうしたのかと思って近くまで行ってみたが、それでも吠えないので犬の頭をなでてみた。とたんに、犬は牙をむき出しにして、ぼくの脇腹をガブリと噛んだ。ぼくは脇腹から出血して病院送りになった。噛まれた傷は今も脇腹に残っている。その経験もあり、飼い主とリードでつながれている小型犬でも、犬とすれ違うのは怖い。● 大型犬が通行人噛みけがだから、北九州市で工藤会系の79歳の組長・中島直人の大型犬シェパードが中年の男性を噛んだという事件は、ぼくには恐怖のニュースだった。組長はリードを持たずに犬を散歩させており、男性はジョギング中に噛まれて、全治2週間のけがだという。組長の中島直人は、飼い犬を巡ってこれまでに3度も書類送検されていて罰金刑も受けていたというから、今回で4度目だ。となると、それは故意に犬をひきつれて一般人に対して威嚇する為に、犬を子分扱いしているような印象も受けてしまう。ところで、中島直人は工藤会系という事だから、大元の工藤会そのものではないのだろうけど、工藤会とはどのような暴力団なのかという疑問を持った。「工藤会」というネーミングだけは何度か聞いているが実体にかんしては何も知らない。工藤会は、特定危険指定暴力団に全国で唯一指定されていて、福岡県北九州市に本部があり、2020年末時点の勢力は約520名(構成員:約270人、準構成員等:約250人)とのこと。アメリカ合衆国財務省は「“世界最大の犯罪組織”にあたる“ヤクザ”の中でも最も凶暴な団体」と指摘している。 首都圏で活動している指定暴力団幹部は、「工藤会は暴れすぎだ」と批判する。「ヤクザはカタギのみなさんに親しくしてもらって成り立っているようなもの。そのカタギに向かって暴力を振るうとは考えられない。ヤクザはケンカの相手がヤクザなら組織のためにやる。しかし、一般の市民を相手とは、どうしたことか。それも何度にもわたって。工藤会がやり過ぎたから、暴対法の改正で規制が強化されるなど、警察の締め付けが全国のヤクザに及んでいる。一言でいうと迷惑なことだと思っていた。警察を怒らせるだけ」● ヤクザの組長が死刑今年の8月24日、工藤会総裁の野村悟に福岡地裁は死刑判決を下した。野村被告は元漁協組合組長射殺事件など、4件の市民襲撃事件の首謀者とされ、罪に問われていた。死刑判決となった今回の裁判で対象となったのは以下の4つの事件。 1 元漁協組合長の男性、当時70歳の射殺事件(1998年2月、北九州市)2 工藤会の捜査を長年担当していた元福岡県警警部が腰や太ももを撃たれて重傷(2012年4月、北九州市)3 野村悟が局部の増大手術と脱毛施術の処置を受けた美容整形の看護師の女性刺傷事件(2013年1月、福岡市)4 元漁協組合長の親族の歯科医師が刃物で襲われ重傷(2014年5月、北九州市)暴力団のトップの死刑判決は今回が初めてのこと。判決公判で主文が言い渡された後に野村悟が裁判長に向かって言った「あんた生涯、このこと後悔するよ」という威嚇とも受け取られかねない発言をした。この発言から推測すると裁判長に危険はないのかと心配になってくる。全国の暴力団犯罪の捜査など組織犯罪対策を担当している警察庁の幹部も、「野村の発言の意図を解釈した工藤会の組員らによる裁判官襲撃はあってはならないことだ」と述べる。一方で、「野村の発言を受けて、工藤会が新たな事件を起こすことはないだろう」とも指摘する。事件を起こせば…「もし裁判官への嫌がらせ程度でも何かしらの事件が起きたら、工藤会という組織は、『親分の発言の意味を忖度して、実行する組織だ』ということを逆に証明することになり、今回の判決を逆に裏付けてしまう。このために、襲撃などがあったら死刑判決は正しいということになる」(同前)とはいえ、警察は不測の事態に備え、担当した裁判官たちの24時間の身辺警護の対象としている。野村に死刑を宣告した裁判長は現在、東京高裁に異動しているため、警視庁が警備にあたっているとのこと。● 300万円だけだったので犯行に工藤会のニュースを読んでいたら、安倍晋三の名前が出て来たので驚いた。工藤会は、2020年9月まで憲政史上最長となる約7年8カ月にわたり首相を務めた安倍晋三の山口県の自宅や後援会事務所への襲撃事件も引き起こしていた。最初の事件は2000年6月17日に発生、下関市内の安倍の自宅の車庫に火炎瓶が投げつけられ、乗用車3台などが全半焼した。事件はこの1件だけではなかった。2000年6月から同年8月までに、安倍の自宅や後援会事務所などいずれも下関市内で火炎瓶を使った以下の5件の事件が連続発生していた。 1 結婚式場の窓ガラス破損(2000年6月14日)2 安倍の自宅車庫で車焼損(同年6月17日)3 安倍後援会事務所の窓ガラス破損(同年6月28日)4 安倍後援会事務所で窓ガラス破損(同年8月14日)5 安倍の自宅車庫で車の一部破損(同日)いずれの事件もけが人はいなかった。事件は深夜に実行されており、出勤してきた後援会事務所職員によって翌朝、未発火の火炎瓶が発見されることもあった。その後の取り調べで工藤会系組長や元会社社長は襲撃の動機について、信じがたい供述をした。「(前年の)下関市長選で安倍が推した候補の選挙運動に協力した。候補は当選したために、500万円の報酬を受け取るはずが、300万円だけだったので犯行に及んだ」工藤会系組長や元会社社長らの初公判は2004年6月、福岡地裁で開かれた。検察側は冒頭陳述で犯行動機について、「元会社社長が1999年の下関市長選で安倍が推す候補を支援し、当選したため安倍側に現金500万円を要求した。安倍側は300万円を工面したが、その後の要求を拒否されたため、工藤会系組長とともに犯行を決意した」と主張した。この件は、福岡地裁は、「人への被害もありえた危険な犯行で、金銭のためには放火もするという動機も身勝手」と述べて工藤会系組長に懲役20年、実行犯の組員らも有罪となっていた。しかし、報酬を約束して対立候補の妨害工作などを依頼すること自体が反社会的行為であり、事件の本質的な問題と思えるが、その件は不問に付されたままだという。参照:《自宅の車庫に火炎瓶も…》“トップに死刑判決”の工藤会に安倍晋三前首相サイドが「300万円提供」の過去    工藤会系組長のシェパード 通りがかりの男性の尻に噛みつく「見ていないので分かりません」北九州市戸畑区

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