ひろひろ48

ひとの価値って? 

2021年09月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

人の「価値」って? 自民党のある議員によると「役に立つ」という物差し?大昔、人間ってそうだったのかしら。
いま、「希望の歴史(上)(下)」という本を読み始めてるのだけど、「利己的遺伝子」「人間って利己的だ」「自分さえ良ければいい」って、極一面しか見ていないのではないか?とっさのとき、本能的に助けてしまうのが人間の本質では?という本です。自分の命を顧みず、他の人を助けようとする。幾多の例がある。
では、全員ではないけど、一部のひとは、なぜ利己的になってしまうのか?そういう「資本主義」のシステムだから??
事故とか事件で障害を負ったり、亡くなった時、民事裁判で、その人の価値を生涯賃金などから、これから先、何年働けるので稼げる金額は、と計算される。
9月16日の新聞記事のコラム「大波小波」白鳥さんの本を読んで byパラレルから:
東京パラリンピックが閉会して5日後の10日、広島高裁は「全盲者の逸失利益は全労働者平均の8割」という判決を下した。全盲の女性が高校生の時に車にはねられて重い後遺症を負い、働けなくなったとして、運転手に賠償を求めた裁判。7割だった一審より一歩前進したが、なんともやりきれない思いだ。
裁判長、そして「逸失利益は平均賃金の57%を超えない」と訴えていた被告の運転手には、川内有緒の「目の見えない白鳥さんとアートを見に行く」(集英社インターナショナル)を読んでほしい。
このノンフィクションは著者が全盲の白鳥建二氏とともに美術館やアートイベントを訪れた記録である。見えない白鳥氏に川内が作品を解説してあげるのかと思いきや、そうではない。
もちろ川内は目の前の作品について白鳥氏に語るのであるが、その過程で、川内自身が気づいたり考えたりすることがたくさんあるのである。川内は見えていなかったものを発見し、予想もしてなかったことを考えていく。白鳥氏の存在によって、川内の美術体験は豊かなものになる。
目が見える人は一体何が見えているというのか。障害者の逸失利益を健常者より低く見積もる思想的根拠を問いたい。
<引用以上>

損害賠償裁判だから、逸失利益という考え方になるのだろうけど、ほんとにそれでいいのだろうか?女性の場合は、男性より、非正規労働者は、正規労働者より、中卒、高卒は大卒より、低くていいのか?それでは、どっかの議員みたいに「役起つ、役に立たない」と同じでは?そういう物差しで測られるのか?



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