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わが母の記 

2021年09月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

大相撲秋場所は新横綱照ノ富士が5度目の優勝。
”いまの気持ちを”と問われて、
「一生懸命やってよかったなと思います」の言葉に
照ノ富士の万感の思いがこもっていましたね。

と、書いていたら「白鵬が現役を引退する」するとの報道。
せっかく、二人横綱だったのに…

今日の映画紹介は「わが母の記」。
BSプレミアムで2021年9月27日(月)21:00〜放送。

樹木希林が、老いて記憶を失いつつも息子への思いだけは
消えない母を演じ、感動のドラマ。
2012年4月に見た時の感想文です。

原作は井上靖。彼が68歳の時に綴った感動の実話。
この本を読まれた人も多いでしょうね。

撮影を井上靖邸で行い、井上靖のゆかりの場所でもある伊豆で、
オールロケ撮影されただけに、より生活感が強調され、
演じる俳優と相まって感動的な作品になっています。

キャッチコピーは
”たとえ忘れてしまっても、きっと愛だけが残る”。

昭和34年。小説家の伊上洪作(役所広司)は、
父・隼人(三國連太郎)の容態が思わしくないので、
湯ヶ島の両親の家へ見舞いに行く。

持ち直した父を見て、東京へ帰る彼の後を追う
母・八重(樹木希林)は
”お父さんたらね、死亡通知をくどくど書くなって”と
何度も繰り返す言葉に、洪作が母親の異変に
気付いた最初のことだった。

東京の自宅では、妻の美津(赤間麻里子)、
長女の郁子(ミムラ)、二女の紀子(菊池亜希子)が、
伊上の新作小説にせっせと検印を捺している。

それはベストセラー作家の家族の大切な仕事。
ただ、三女の琴子(宮崎あおい)の姿はない。

昭和35年。父亡き後、伊上の妹・桑子(南果歩)が
母・八重の面倒を見ているが、
八重の物忘れはますますひどくなっていく。

昭和38年。八重の誕生日に、川奈ホテルに集まる一族。
伊上のもう一人の妹・志賀子(キムラ緑子)、
夫の明夫(小宮孝泰)、運転手の瀬川(三浦貴大)、
秘書の珠代(伊藤久美子)も参加してお祝い会を催す。
だが、八重の記憶はさらに薄れていた。

洪作と琴子の会話が印象に残ります。

洪作が子供の頃読んだ本を見て、
琴子は”お父さんの初めての愛読書?”

”その絵本を始めて読んだのは5歳だった。声を上げて泣いたよ”
”いつか自分も母親と別れなければいけないという、
哀しみに耐えかねたんだね。11歳で読み直してまた泣いた。
その時は土蔵のばあちゃんとの、別れが近かったからな”。

洪作には母・八重の間には確執があった。
それは、幼少期に耕作はひとりだけ両親と離れて育てられていた。

”僕だけが捨てられたようなものだ”と、
その想いをずっと引きずっていた洪作は母に捨てられたと思い。
”本質的に僕はおふくろを許してないよ”と言う。

消え去る記憶の中で、唯一消えなかったのはわが子への愛。
それは母の必死の願いだった。

50年の時を経て明かされる真実とは?

我々もいつかはたどる道。
自分に置き換えて見ると、より現実味を帯びて来て、
哀しみが、じわじわと湧いて来ました。

樹木希林の演技は良かったですね。
第36回日本アカデミー主演女優賞を受賞。

公開は2012年。監督・脚本は原田眞人
P.S
レディー・ガガの映画初主演作で、
ガガが歌う主題歌がアカデミー歌曲賞を受賞した映画。

「アリー/スター誕生」が、
BSプレミアムで2021年9月27日(月)13:00〜放送。 
こちらも観て下さいね。



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