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世尊寺 

2021年09月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:カメラ散策

世尊寺は
吉野郡大淀町比曾に立つ古寺である。
創建当時の名を吉野寺、その後比曽寺とも呼ばれた寺である。
聖徳太子創建の寺と伝えられ
かつては大規模な伽藍を構えていたらしい。
境内には今も残る西塔と東塔の基壇と礎石が残っていることから
薬師寺形式の寺院であったと思われる。

ここはまたヒガンバナの名所でもあり
先日雨の降る中行ってみた。

雨にもかかわらずぼくの他にも大阪ナンバーの車が駐車場に停まっていた。
ぼくも早速車を停めて境内に向かう。
西塔基壇手前のヒガンバナは赤がいっぱいの中に白も咲いていてまずパチリ。

中門の内側には庫裏や本堂、太子堂を回廊が取り巻き
かつてを偲ばせる。
太子堂のそばには酔芙蓉の花。
さらに進むと十三重の石塔。
江戸時代には芭蕉も訪れ句を残している。

本道裏手もヒガンバナがいっぱいの場所であるが
この日はまだ早くてつぼみばかり。
コスモスも細くて小さかった。

裏手から墓地に回り
山門まで戻ると三門横の石垣の上にはヒガンバナ。
その傍らにはカラスウリの実が…

撮影終えて
境内下の比曾川砂防公園に行って川を見ると
美しい谷川の流れの中でクレソンがぎっしり。
葉を1枚水ですすいでかじってみると爽やかな辛みが口の中に広がった。



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