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上海大学シニア留学日記

無宗教葬 

2011年09月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

昨夜、元の職場の女性からメールが入った。
私の部下だったAさんの奥様が48歳の若さで
亡くなられたそうだ。


夕方6時から始まる通夜に荻窪の式場まで足を運ぶ。


受付周辺には、見知ったかつての部下が大勢手伝いに
出ていた。
聞くと、奥様は13年前、パーキンソン病に罹り、最初の
うちは自宅で薬を飲みながら闘病されていたが、
3年前の夏の猛暑の頃、体調を崩し、以後入院生活を
余儀なくされていた。そして、ここ数日、急に体調が悪化し、
帰らぬ人となられたそうだ。


私は、Aさんとは比較的長い期間、上司、部下の関係
だったが、全く奥様の病気の事は知らなかった。
ほとんどの他の人も知らなかったようだ。


Aさんは社交的な人で、いつも陽気に色々な人とお酒を
飲んでいた。でも周辺はほとんど奥様の病気のことを
知らなかった。この間、どんな思いで、忙しい仕事を
こなし、仲間とお酒を飲んで来たのだろう。
Aさんの心情を察すると、堪らないものがある。


式場は、真言宗のお寺だったが、無宗教形式の葬儀で
執り行われた。式場の前にはお元気だった頃の家族で
撮った写真や奥様の趣味の工芸作品が飾られている。
式場には奥様が大好きだったというモーツアルトの曲が
流れている。


1輪のカーネーションを献花し、奥様の化粧を施された顔に
頭を下げ、喪主のAさんに挨拶をする。
これまで周囲に知られることなく気丈に会社生活を続けて
きたAさんだが、挨拶を受ける度に嗚咽を抑えきれずにいる。
若い方の死はやりきれない。


帰途、やはり、Aさんを部下に持ったことがある同期の
Bさんと駅の近くの「秋吉」という焼鳥屋でお清めをする。
Bさんとはつい最近、高尾山で飲んだばかりだ。
何だか気持ちが切なく早々に引き揚げた。





(店内風景)

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