ひろひろ48

世界文化遺産 

2021年05月29日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

北海道、東北の過酷な自然のなか、縄文時代から広く縄文人の集落が点在してただけでも、人間ってすごいなって感じます。このエリアが、ユネスコの世界文化遺産に登録される方向らしい。
そのなかで、人は、一人では生きられず、助けあう社会を作って進化してきたようです。今日の朝刊のコラム「筆洗」から:

 「入江9号」は、北海道の入江貝塚で五十年あまり前に発掘された縄文時代の若い女性の骨である。手足が細いことから、幼少期の病気で寝たきりであったと考えられた▼介護を受けて生きたとも思われる。医学者の鈴木隆雄さんは、手厚い保護や介助が必要な人を縄文時代の社会が受け入れていた<貴重な証人>であると、入江9号を著書で位置付けている▼「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録される見通しになった。入江貝塚も青森県の三内丸山遺跡などとともに名を連ねている▼停滞と未発達の時代から、豊かな精神が息づき、技術や芸術性もある時代へ。イメージを変えてきた縄文の文化を表している遺跡群である。欧州の同じ年代の遺跡に比べ、出土する骨に、武器による傷痕が残る例は少ないという。長く平和な時代であったことの証人かもしれない▼狩猟と採集による持続可能な社会であり、気候変動にも適応してきた人々でもあったそうだ。楽園のような面ばかりでなかったようだが、現代から、学びたくなることは多い▼世界史的に高い価値がある遺跡といわれ、世界文化遺産入りは、それぞれの遺跡の地元で長く悲願であった。時をこえ、豊かな社会だったと教えてくれるあの女性にも、やさしかったであろう周囲の人々にも、喜びを伝えたくなる。
<引用以上>

稲作は、縄文時代にすでにあったらしいのですが、弥生時代になって、本格的に広がり、狩猟・採集中心の社会から、農耕中心の時代になっていく。そして、穀物は、保存ができるため、その富の集中、偏在、持てるものと持てないものとの格差が発生していった。
それでも人間の根底には、助けあう社会があると信じたい。



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人新世の時代だからこそ

ひろひろ48さん

tammy36さん、コメントありがとうございます。おっしゃる通りです。人の経済活動が、地球を壊しつつあります。人が生きるのは??という生物としての問と、哲学的な問いでもあります。縄文時代の人々は、足るを知っていたのだと思います。あの江戸時代も、ほぼ人口はそのままで、浮世絵、落語、歌舞伎などすばらしい文化を生み出しました。

2021/06/05 18:21:34

ないものねだりなのか、、

tammy36さん

SDGsの目標ひとつひとつを見ていくと、これは縄文人が実践していた暮らしそのものではないのか?と感じます。縄文時代が本当にユートピアだったのか、、勉強不足でよくわかりませんが、心豊かに生きる(自分の目下のテーマ)ためのヒントが、縄文時代の人々の暮らしや文化に詰まっている気がします。

2021/06/05 18:13:35

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