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吾喰楽家の食卓

小間切れ&切り落とし 

2021年05月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

私は、自営業の家で生まれ育った。
母も家業を手伝っていたので、男三人兄弟の末っ子である私は、よく買物へ行かされた。
冷蔵庫が無い時代だから、その頻度は多かった。
八百屋、乾物屋、豆腐屋、肉屋、魚屋、酒屋、煙草屋などが、主な買物先だった。

肉屋では、肉よりも揚げ物を買うことが多かった。
注文してから揚げる、コロッケ、メンチカツ、豚カツ、鰺フライ、烏賊フライなどだ。
当時は、牛肉と豚肉は、同じ値段だった。
買うのは、「小間切れ」に決まっていた。

「小間切れ」や「切り落とし」に、どんな定義があるのか知らない。
色々な部位の肉が混ざっているのが「小間切れ」、単一の部位は「切り落とし」と思っているが、その正否は分からない。
近年の切り落としは、大きさが不揃いだったり、途中で切れていたりするが、大きな肉のことが多い。
数日前、鹿児島産黒豚の肩ロースが半額だったので、買って冷凍保存しておいた。

昨日、生姜焼で食べることにして、自然解凍しておいた。
皿に千切りキャベツを敷き詰めて、その上に肉を並べ、一緒に頬張るのが好きな食べ方だ。
キャベツを用意して、肉を焼く段になって気が付いた。
比較的大きな肉は上の二枚だけで、その他は細かい肉ばかりだった。

キャベツか玉葱と一緒に、炒めて食べるのが相応しい肉だったが、千切りキャベツは既に用意してあるので手遅れである。
キャベツをずらせて、肉を隣に盛ることにした。
目論見とは異なる食べ方だが、食べる分には問題なく、柔らかい肉だったので美味しく食べた。
肉を買う時に見れば分かることなのに、半値のラベルに目が眩んだ私の失敗だ。

   *****

写真
2021年5月23日(日)の昼餉と夕餉

御礼
「餃子の予定が刺身になった日」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りて御礼申し上げます。



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