ひろひろ48

施設の子に本を贈ろう 

2021年05月23日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

またまた、夕刊(5月21日)の記事から:

この春に大学に進学した関西地方の児童養護施設出身の女性が、施設の子どもたちに本を贈るクラウドファンディング(CF)に挑戦している。プロジェクト名は「JETBOOK作戦」「本を通じ、子どもたちに空高く羽ばたいてほしい」との思いを込めた。全国の100施設に100冊ずつ届けようと目標は3000万円。「子どもたちが、たくさん並んでいる本から自分が読みたい本を選べるようにしたい」
「本が読みたいから教科書を貸して」
プロジェクトを立ち上げた山内ゆなさん(18)は昨年春、同じ施設で暮らしていた小学生の女の子の言葉にショックを受けた。本好きな山内さんにとって本は「他人の人生を知り、人とつながっていると感じられる」大切なもの。友人に借りるなどして毎月10冊は読んでいたという。
当時は新型コロナウイルスのため学校は一斉休校中で、友人と会うこともできない。施設に本を買う予算は潤沢でなく。。子どもたちが読みたい本がなく、教科書が「貴重な読み物」になってしまっている現実に、本を増やし、子どもたちが好きな本を選べるようにしたい、と思った。
大学受験が落ち着いた秋に本格的にプロジェクトを考え始めた。
昨年12月に施設の子どもに読んでほしい「とっておきの一冊」をメッセージを添えて贈ってほしいとツイッターなどで発信した。すると300人ほどの協力を得られ、さらに多くの人に知ってもらおうと、4月20日にCFをスタートさせた。
山内さんは高校生のとおき、施設で暮らしていると伝えた友人に「聞いてごめんね」と言われた経験がある。2歳から暮らした施設は、子ども同士の上下関係が厳しいなど苦労もあったが「一生頼れる友達」がいる楽しい場所。「施設にいることは「かわいそう」ではない。でも、友達との会話で親の話が出て、つい適当に合わせてしまこともある。施設出身であることを隠す必要のない社会にしたい」と力を込める。
山内さんを応援する東京都内の男性(53)は「施設のイメージを変えたい、という思いに共感した。自分の人生を振り返りながら本選びに悩むのが楽しい」と声を弾ませる。
寄付は31日まで、CFサイト「レディーフォー」で「JETBOOK」と検索。山内さんは会員制アプリ「クラブハウス」で「@moomin0529」のアカウントで施設の現状などを発信している。(文責:新聞記者 石原真樹)
児童養護施設:児童福祉法に基づき設置され、親の不在、虐待や経済的理由、病気などで、家庭に暮らすことが難しい原則18歳未満の子どもを受け入れる施設。厚生労働省によると2019年3月末現在、全国に605カ所あり、24908人が暮らす。子どもたちの平均年齢は11.5歳、在籍期間は5.2年(2018年)
<引用以上>

おもわず、がんばれ施設の子どもたちと、胸が熱くなります。いろんな困難を乗り切り大学進学された山内さんのアクション、応援したい。「施設出身であることを隠す必要のない社会」にしないとね。ごめんね、大人たちがふがいなくて。十分に施設に予算もとけられなくて。国のありかた、社会のありかた、よくしていかないとね。



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