生命系の進化論

性欲 5.3.1恋のenergy-2 

2021年04月13日 ナビトモブログ記事
テーマ:生命系の進化論

それを抑制し、授乳を続けている間は、次の子供ができない仕組みとなっている。女性はこのホルモンが分泌されている間、性欲がなくなるのが、一般的だ。その結果、それが夫婦ともに、時間的なゆとりを持たせて、子育てという共通の目的を果たし、苦労も問わず、新開地の開拓をするエネルギーになる。性ホルモンで強く結ばれた有名人で、具体例をあげると、智恵子を恋し続けた高村光太郎です。

彼らの恋なくして、「智恵子抄も十和田湖に有る、見つめ合う乙女像の作品も生まれなかったと思う。
 本能は不思議なもので、子育てにおいて「可愛い」と言うだけで、自己犠牲を伴う事になっても、彼らを育てる事が、楽しいと感じる。オキシトシン分泌物のなせる技なのかな。恋も同じで、可愛い、愛おしいという感覚だけで、理屈では理解できないエネルギーを、疲れることもなく注ぎ込む事ができる。

そこで私の場合だ。

元来小心者の私は、「男性は女性を扶養するべき」と言う、呪文に取りつかれていて、女性を口説く勇気が持てなかった。老後、生活力にも若干余裕ができて、未亡人と14ヶ月ほど、恋をした。本能と言ってしまえば身も蓋もないが、心を落ち着かせるから不思議です。


 恋と言っても、一緒に手を握って映画を見たり、食事をしたりした程度です。しかし、そのせいか私の心は安らぎ、ホームページの英訳に没頭する事が出来た。恋をする事によって、長時間を必要とする作業に集中できた事は、まさに恋のなせる業です。恋の力は、擬似的な子育てと同じで、DNAにコードされた自己組織化の欲望が満たされて、思いもよらないエネルギーをつぎ込めることを実感した。



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